ラリビーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ラリビーの意味・解説 

ラリビー

(Larrivee から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 01:08 UTC 版)

Jean Larrivée Guitars USA Inc.
種類
私企業
設立 1967年 (1967)
創業者 ジャン・ラリビー
本社
製品 アコースティックギター
ウェブサイト www.larrivee.com
テンプレートを表示

ラリビー(Larrivée)は、カナダ出身のギタービルダー、ジャン・ラリビー(Jean Larrivée)によって1967年に設立されたアコースティックギターを中心とする楽器製造メーカーである。正式社名はJean Larrivée Guitars USA Inc.。現在はアメリカ合衆国とカナダを拠点とする。

歴史

ラリビーは、1967年にカナダのトロントでジャン・ラリビーによって創業。当初はクラシックギターの製作に注力していたが、1971年にスチール弦アコースティックギターの生産を開始。1977年ブリティッシュコロンビア州ビクトリアに移転し、1982年バンクーバーへ移転。2001年にはカリフォルニア州に工場を設立し、現在はアメリカとカナダで製造を行っている。ジャン・ラリビーは、エドガー・モエンク・シニアの下でギター製作を学び、独自の「シンメトリカル・パラボリックXブレーシング」を開発し、音色と耐久性の向上を図った。

日本での展開

日本では1970年代後半から輸入され始め、株式会社日本娯楽が現在の代理店として販売を担当する[1]

使用アーティスト

ラリビーギターは、以下のようなアーティストに愛用されている:

  • ブルース・コバーン(Bruce Cockburn):カナダのミュージシャンで初期の支持者。
  • トミー・エマニュエル(Tommy Emmanuel):シグネチャーモデルを持つオーストラリアのギタリスト。
  • クリス・ハドフィールド(Chris Hadfield):国際宇宙ステーションで「Space Oddity」を演奏。
  • スティーヴ・ドーソン(Steve Dawson):ナッシュビルを拠点とするギタリスト兼プロデューサーで、30年以上Larrivéeを使用。
  • ピーター・ヤーロウ(Peter Yarrow):ピーター・ポール&マリーのメンバー。再結成後にLarrivée(特にL-09)を愛用し、透明感のある音色を活かした演奏スタイルを採用。
  • ジョージ・キャノン(George Canyon):カントリーミュージシャンでLarrivéeを愛用。
  • ジャスティン・キング(Justin King):フィンガースタイルギタリストで、Larrivéeの音色を活かした演奏が評価されている。
  • 中川イサト(Isato Nakagawa):演奏家、日本のフィンガーピッキングの巨匠。
  • 桜井和寿(Kazutoshi Sakurai):ミュージシャン、Mr.Children(l-10)
  • 小西寛子(Hiroko Konishi):声優、ミュージシャン、(OM-09)[2]


脚注

  1. ^ 株式会社日本娯楽”. 公式サイト. 2025年8月12日閲覧。
  2. ^ ラリビー・ファミリーの小西寛子さん、新曲「遥カノ島」をリリース!”. Twitter (2025年8月5日). 2025年8月12日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ラリビーのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラリビー」の関連用語

ラリビーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラリビーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラリビー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS