Key Signatureとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > 音楽用語 > Key Signatureの意味・解説 

調号[key signature]

調記号ともいわれる。各キースケール構成を示す記号。#(シャープ)、b(フラット)などの変化記号を使うか、変化記号を全く使わないで表す。転調時にはそれまでの調号から改変するため、それまで変化記号をn(ナチュラル本位記号)によって取り消す。

調号

(Key Signature から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/04 15:57 UTC 版)

調号(ちょうごう、: key signature)は、西洋音楽楽譜記譜にあたって用いられる、変化記号のセットである。主として、五線の最初に置かれる。調によって、どのように置くかが決まるため、調号(もしくは調子記号)と呼ばれる。

伝統的な西洋音楽においては、調号はまたはのどちらかをもっぱら使うか全く使わないかであり、♯と♭を混用することはない。

調号としての♯または♭の個数は、一般に7個までである。♯の調号はヘハトニイホロの順に、♭の調号はロホイニトハヘの順に書くが、これはそれぞれの使用頻度の順である。(また、音部記号によって、それぞれの記号を五線のどこに書くかが決まっており、ト音記号(ヴァイオリン記号)の最初の♯は、第1間には置かず、第5線置く。ただし、古い時代の譜面では、下第1間から上第1間に収まる範囲で、該当する全ての音に調号を付ける記譜法も見られる。例えば、ト音記号でのニ長調なら第1間、第3間と第5線の3箇所に♯を付けるというものである)

これにより、調号は、全音階を規定する。一方、調によって使用する全音階は決まっているから、調によって調号は決まる。たとえば、ニ長調の調号(調子記号)はヘとハについて♯(Sharp)である、などである。

調号において、シャープやフラットの効力は、オクターブにかかわらず、その五線の同じ音名のすべての音に及ぶ。

一覧

調号 長調 短調

なし
ハ長調 イ短調
調号 追加する 長調 短調 調号 追加する 長調 短調

1個
F ト長調 ホ短調
1個
B ヘ長調 ニ短調

2個
C ニ長調 ロ短調
2個
E 変ロ長調 ト短調

3個
G イ長調 嬰ヘ短調
3個
A 変ホ長調 ハ短調

4個
D ホ長調 嬰ハ短調
4個
D 変イ長調 ヘ短調

5個
A ロ長調 嬰ト短調
5個
G 変ニ長調 変ロ短調

6個
E 嬰ヘ長調 嬰ニ短調
6個
C 変ト長調 変ホ短調

7個
B 嬰ハ長調 嬰イ短調
7個
F 変ハ長調 変イ短調

「key signature」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Key Signature」の関連用語

Key Signatureのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Key Signatureのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ヤマハミュージックメディアヤマハミュージックメディア
Copyright(C) 2000-2025 YAMAHA MUSIC MEDIA CORPORATION. All Rights Reserved.
ヤマハミュージックメディア音楽用語ダス
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの調号 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS