K級潜水艦_(イギリス海軍)とは? わかりやすく解説

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K級潜水艦 (イギリス海軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/02 07:39 UTC 版)

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K級潜水艦
艦級概観
艦種 艦隊型潜水艦
艦名
前級
次級
性能諸元
排水量 水上:1,980t、水中:2,566t
全長 103.3m
全幅 8.1m
吃水 5.2m
機関 蒸気タービン×2基(10,500馬力)
ディーゼル×1基(発電機を経由して800馬力)
電動機×2基(1,440馬力)
2軸推進
最大速力 水上:蒸気タービンで24kt(44km/h)、ディーゼルで9.5kt(18km/h)
水中:8.5kt(16km/h)
航続距離 水上速力10kt(19km/h)で9,254km
水中速力5kt(9km/h)で101km
乗員 59名
兵装 102mm単装砲×2基2門
76mm砲×1基1門
457mm艦首魚雷発射管×4門
457mm中央魚雷発射管×4門
457mm上部旋回式魚雷発射管×2基
魚雷16発

K級潜水艦 (K class submarine) はイギリス海軍の艦隊型潜水艦1917年から1918年にかけて17隻が竣工。第一次世界大戦で活躍。

概要

蒸気機関を使用中の本級

イギリス海軍は第一次世界大戦中に、水上戦闘艦隊と作戦行動を共にするために必要な水上速力24kt(44km/h)を出せる高速潜水艦の要求を提出した。このような高機動力を発揮するためには、水上排水量1,700tの船体に10,000馬力以上の出力が必要であると判明するのに、さほど時間はかからなかった。しかし、当時のディーゼル機関ではそのような出力を出すためには、8基ものエンジンが必要であり、それでは機関区画だけで船体の大半を占有されることとなってしまうため、代替策として2基の蒸気タービン・エンジンを搭載することが考案された。こうして設計されたK級潜水艦は蒸気ボイラー2基と蒸気タービン2基を備えるため、船体の3分の1が推進器区画で占められた。また、蒸気機関は効率が悪く、故障時に動力を提供する電動機の発電用に1基のディーゼル機関も搭載された。蒸気ボイラー艦といえば排煙用の煙突が欠かせないが、K級潜水艦も例外でなく、艦上に2基の煙突を備えていた。これは潜航時に外殻内に折り曲げられ、開口部は密閉板で閉じられるようになっていたが、この潜航前の準備だけで5分近くを要した。

1918年にメイ島の戦いと呼ばれる事故が発生し、その事故で2隻のK級潜水艦が失われ4隻が損傷した。

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