JUXS-S1とは? わかりやすく解説

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JUXS-S1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 08:01 UTC 版)

JUXS-S1

2012年10月7日 伊丹駐屯地にて

JUXS-S1(じぇいゆうえっくすえすえすワン)は、日立製作所川田工業が開発した偵察・観測用の無人航空機[1]である。主に陸上自衛隊で運用されている[2]

概要

JUXS-S1は、防衛省技術研究本部と日立製作所、川田工業が開発した小型の無人偵察ドローンである。

システムは、機体、市販のノートパソコンを元にした制御装置、伝送処理機材、アンテナからなる。これらシステム全体を2名で運用でき、小隊の隊員で運搬できる[2]

機体は無尾翼式で分解でき、胴体は強化発泡スチロール製と見られている。離陸は手投げかゴムロープで行う[2]。帰投時は狭いエリアでも着陸可能で、機体を損傷させないようネットなどで受け止める方法もある[3]

センサーの詳細は明らかにされていないが、可視光カメラや赤外線カメラなどを搭載できると推測される。また、収集した情報をネットワークで10式戦車などに送信できるとも言われている[2]

性能

  • 全長 約1m[2]
  • 全幅 約1.5m[2]
  • 機体重量 3.9kg[2]
  • 行動範囲 数十km[3]

配備

2011年(平成23年)2月から配備が開始された[2]。翌年までに16機が納入され、それ以降も追加納入されているとみられる[3]

事故

脚注

  1. ^ 自衛隊が保有する無人航空機(ドローン)の例” (PDF). プロップ・ステーション (2020年11月29日). 2024年6月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 竹内 2020, p. 38.
  3. ^ a b c 矢作 2019, p. 94.

参考文献

  • 竹内修『軍用ドローンの脅威』イカロス出版、2020年1月20日。 
  • 矢作真弓『自衛隊装備完全図鑑』コスミック出版、2019年10月25日。ISBN 978-4-7747-8702-2 



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