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ロードショー (証券用語)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2017/06/11 16:12 UTC 版)

ロードショー（英語：road show^[1]^{[註釈 1]}）とは、募集又は売出し（IPO又はPOなど）に際して、有価証券届出書（想定発行価格を記載したもの）の提出又はPOにおける売出しに係る適時開示の実施後に、当該株式の発行会社の代表者が財務担当者等を同行し、価格発見能力に優れた複数の機関投資家に対して自社の会社内容などについて説明を行うプロセス（会社説明会）をいう^[3]^[4]^[5]^[6]^[7]^[8]。IPO時などの募集又は売出しに係る価格の需給動向を判断する場ともなる^[6]^[9]。また、ディスクロージャーという呼ばれ方をすることもある^[5]。

脚註

註釈

^ なお、roadshow以外にbookbuildingと呼ばれることもある^[2]。
^ 法令等で、明確なルールが設定されているわけではないが、日本証券業協会が2007年 11月21日に公表した『会員におけるブックビルディングのあり方等について - 会員におけるブックビルディングのあり方等に関するワーキング・グループ報告書 - 』によると通常は上下限5％の範囲内で設定されている^[4]。
^ 米国などでブックビルディングという場合、狭義ではこの機関投資家等への需要動向の確認のことをいう^[4]。
^ 米国市場の場合、この配分においては、全株数の6割～9割程度が機関投資家に配分される^[4]。

出典

^ 『黒の株券: ペテン師に占領されるウォール街』　デビッド・アインホーン著　Pan Rolling Inc発行　2009年
^ ロードショー（ろーどしょー）（野村證券　証券用語集　2017年 2月3日閲覧）
^ ^a ^b 『エクイティファイナンスの理論と実務』(著：鈴木克昌他　発行者：塚原秀夫　発行元：商事法務　発行日：2011年11月25日
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q 会員におけるブックビルディングのあり方等について - 会員におけるブックビルディングのあり方等に関するワーキング・グループ報告書 - （日本証券業協会　2007年11月21日公表　2017年1月29日閲覧）
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f トップページ> かんたんダイレクトサービスTOP> 証券用語集> ロードショー(ろーどしょー)（東海東京証券　2017年1月23日確認）
^ ^a ^b 『最新版　ＩＰＯ投資の基本と儲け方ズバリ！』（西堀敬著　すばる舎発行　2015年9月22日）
^ ^a ^b 『経営者のためのIPOを考えたら読む本』（手塚貞治著　すばる舎発行　2014年）
^ ^a ^b 『オーナー経営者のための「株式上場」を考えた時に読む本』（手塚貞治著　すばる舎発行　2008年）
^ ^a ^b ^c ^d 『前向きな不満があなたを変える: 私が普通のOLからドクターシーラボの社長になった理由』（石原智美著　ダイヤモンド社発行　2010年3月11日発刊）
^ ロードショー　（ラルク　2017年1月28日確認）
^ ^a ^b 8兆円の大型上場を平然と引きのばす　フェイスブック流IPO駆け引きの正体　（ゲンダイネット　小池良次著　2012年4月28日配信　2016年1月28日確認）