FWCとは? わかりやすく解説

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フルウェルキャパシティ

別名:飽和容量
【英】full well capacity, FWC

フルウェルキャパシティとは、CCD電荷結合素子)が受光した光を電子変換して収容できる容量の上限のことである。

電子画素ピクセル情報変換されデジタル画像として再現される。フルウェルキャパシティを超えた分の容量電子変換されないこのため、フルウェルキャパシティが大きければ大きいほど、より高精細で、CCDが受光したイメージ忠実な画像再現できると言える

CCDのフルウェルキャパシティは、一般的には数万から数十程度とされる

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FIFAワールドカップ

(FWC から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/09 09:13 UTC 版)

FIFA > FIFAワールドカップ
FIFAワールドカップ
開始年 1930年
主催 FIFA
地域 世界
参加チーム数 48
加盟国 AFC
CAF
CONCACAF
CONMEBOL
OFC
UEFA
前回優勝 アルゼンチン(3回目)
最多優勝 ブラジル(5回)
サイト 公式サイト
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FIFAワールドカップ: FIFA World Cup)は、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、男子ナショナルチームによるサッカー世界選手権大会である。1930年の第1回大会以来、第二次世界大戦による中断を除いて、4年おきに開催されている。

サッカーにおける世界最高の大会に位置付けられており、世界最大のスポーツイベントである。全世界のテレビ視聴者数は通算で310億人を超えており、スポーツイベントとしては最も多い[1][2]。また、経済規模においても世界最大である[3][4]

概要

4年に1回、西暦の単偶数年(夏季五輪の中間年、1994年以後は冬季五輪と同年)に開催される。第1回大会は1930年、ウルグアイで開催された。

参加できる主体は国またはそれに準ずる地域であり、より厳密にはFIFAに加盟したサッカー協会を単位とする。例えば、イギリスは単一の国家ながら本土4協会(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)と海外領土6協会(モントセラト、イギリス領ヴァージン諸島、ケイマン諸島、タークス・カイコス諸島、バミューダ諸島、アンギラ)による計10代表チームがあり、胸にそのエンブレムをつけたユニフォームを着用する。また、香港マカオのように、FIFAが加盟を承認したサッカー協会を持つ地域にも、それぞれに出場権がある。

これまでの歴代優勝国は、ブラジル(5回)、イタリアドイツ(4回)、アルゼンチン(3回)、ウルグアイフランス(2回)、イングランドスペイン(1回)の8か国・地域である。なお、2002年大会までは前回優勝国が地区予選を免除されていたが、それに伴う強化不足や収入減少の懸念、予選枠拡大の要望などから、2006年大会からは廃止となった。

2022年のFIFAワールドカップは第22回の大会であり、2022年11月20日から12月18日までカタールで開催された。中東およびアラブ世界での初開催となり、北半球の冬期に開催される初の大会となった。決勝戦は2022年12月18日にルサイル・アイコニック・スタジアムで開催された。夏の猛暑を避けるため、5月〜7月ではなく11月下旬から12月中旬に開催され、開催期間も約29日間と短縮された。また、32チーム体制で行われた最後の大会でもある[5]

名称

FIFA創立時(1904年)の要綱に世界選手権(: World Championship)を行う旨が記載されており、1928年に行われたFIFAのアムステルダム総会において大会名称を「ワールドカップ(: World Cup)」とすることが定められた。当時FIFAの会長であったジュール・リメが優勝トロフィーを寄贈したことからトロフィーは「ジュール・リメ杯」と呼ばれるようになり、1946年7月25日に行われたFIFA第25回ルクセンブルク総会で大会の正式名称も「ジュール・リメ杯世界選手権大会: World Championship -Jules Rimet Cup-)」に変更された。その後、1970年のメキシコ大会において3度目の優勝を果たしたブラジルがジュール・リメ杯を永久に保有することとなり、新しいトロフィーが製作されたことに伴い、1974年の西ドイツ大会以降「FIFAワールドカップ」が正式名称となっている。

日本国内では雑誌や新聞などにおいて「W杯」と略されることも多いが、公式には認められていない。また、ドイツにおいては世界選手権を意味する "Weltmeisterschaft" が使われる。なお、「ワールドカップ」の名称を世界で最初に用いた競技はサッカーであるが、大会正式名としては1966年開始のアルペンスキーのワールドカップが世界初となる。

優勝トロフィー

1986 FIFAワールドカップ優勝でトロフィーを掲げるディエゴ・マラドーナ

初期の優勝トロフィーは、寄贈者のジュール・リメ(大会の企画・発案者)の名を取って「ジュール・リメ・トロフィー」と呼ばれた。その後、1970年大会でブラジルが3回目の優勝を成し遂げた際、規定で「ジュール・リメ・トロフィー」が永久保持となったため、それに代わる優勝トロフィーのデザインを一般から公募、イタリア人の彫刻家、シルビオ・ガザニガのデザインによる新たな優勝杯が作成された。当該大会の優勝決定後、優勝国のサッカー協会に保存され、4年後の本大会開会式の際に返還されていた。その後、2005年に純金製の3代目トロフィーが製作されたのをきっかけに、保安上の理由からドイツ大会(2006年)以後は優勝国へのトロフィーの授与は行うものの、それ以後の優勝国での保存はなくなり、優勝国にはトロフィーのレプリカが贈賞される。トロフィーは閉会式終了後再びFIFAが管理することとなる。

賞金

1978年アルゼンチン大会まではFIFAからの賞金はなく、各国のサッカー協会が個々に協賛スポンサーを募り成績に応じて自国のチームに贈ることが多かった。1982年スペイン大会で、初めてFIFAがワールドカップ本大会全24出場国に、1次リーグ毎に計100万スイスフラン(当時約1億2083万3千円)ずつ、総額4200万スイスフラン(当時約50億7498万6千円)の賞金を支給した[6]。FIFA本部がスイスのチューリッヒにあるため、スイスフラン建てで賞金を支払った[7]。以降、賞金は2006年ドイツ大会まで、スイスフラン建てで支払った。1990年イタリア大会から全出場国に大会準備金を支払うようになり、同大会では大会準備金25万スイスフラン(当時約2696万7千円)と1試合毎1チームに67万7127スイスフラン(当時約7304万335円)、総額7640万スイスフラン(当時約82億4111万5200円)を支払った。2002年韓日大会から成績に応じた賞金を支給するようになり[6]、韓日W杯の優勝賞金は1620万スイスフラン(約14億5500万円)だった[7]2006年ドイツ大会では、全32出場国に大会準備金として100万スイス・フラン(約9000万円)、グループリーグ全3試合分の出場給として、600万スイスフラン(約5億4千万円)、合わせて700万スイスフラン(約6億3000万円)を支給。これが本大会出場国の最低保障となる。以後勝ち上がるごとに、賞金は増えていく。決勝トーナメント進出(ベスト16)で850万スイスフラン(約7億6500万円)。ベスト8で1150万スイスフラン(約10億3500万円)。ベスト4で2150万スイスフラン(約19億3500万円)。優勝すれば2450万スイスフラン(約22億500万円)。FIFAがドイツ大会で支払った賞金などの総額は3億3200万スイスフラン(約298億8000万円)である[7]。なお、1982年スペイン大会から2014年ブラジル大会までの賞金の詳細は、FIFA公式HPのリンク先PDFファイル「2014 FIFAワールドカップ statistical kit」のP6-P7のPrize Money参照のこと[6]

2010年南アフリカ大会からFIFAの賞金がスイスフラン建てからアメリカドル建てに変更された[6]。同大会の優勝賞金を3000万ドル(約26億4000万円)にするとFIFAが2009年12月3日に発表した。また、準優勝のチームには2400万ドル(約21億1200万円)、3位2000万ドル(約18億円)、4位1800万ドル(約16億円)、グループリーグ敗退国(17位 - 32位)も、800万ドル(約7億円)を受け取る。さらに、全32出場国には大会準備金として100万ドル(約8837万円)ずつが支払われる。賞金総額は、前回のドイツ大会に比べて61%増の4億2000万ドル(約369億6000万円)になる[6][8]。また、同日FIFAは南アフリカ大会に出場する選手の各所属クラブに、総額約4000万ドル(約35億円)の補償金(怪我に対する保険金)が支払われると発表した。各クラブには所属する選手1人につき、大会期間中1日1600ドル(約14万円)が支払われる。補償金制度は2014年ブラジル大会以降も継続して採用されている[9]

2014年ブラジル大会では、賞金総額が5億7600万ドル(約586億4000万円)と前回大会より37パーセントの増額となり、優勝国3500万ドル(約35億6000万円)、準優勝国2500万ドル(約25億5000万円)、3位2200万ドル(約22億4000万円)、4位2000万ドル(約20億4000万円)と上位の国への賞金は軒並み増額、グループステージで敗退した国に対する賞金800万ドル(約8億1000万円)は据え置かれたが、全32出場国に支払われる大会準備金は150万ドル(約1億5000万円)と増額された[6][6][10]

2018年ロシア大会は、前回のブラジル大会から300万ドル増額の優勝賞金を3800万ドル、準優勝のチームには2800万ドル、3位には2400万ドル、4位には2200万ドル、ベスト8(=準々決勝進出)には、1600万ドル、ベスト16(=決勝トーナメント進出)には、1200万ドルとなり、グループリーグ敗退国(17位 - 32位)も、出場給として800万ドルを受け取る。さらに、全32出場国に大会準備金150万ドルずつが支払われる。賞金総額は、6億9100万ドルとなり、前回大会の同総額5億7600万ドルから40%増となった[11][12]。FIFAは欧州クラブ協会 (ECA)との合意に基づき、2018年ロシア大会に出場する全選手の各所属クラブに、総額約2億900万ドルの補償金(負傷の保険金)を各国サッカー協会を通じて、支払う[11]

開催国選定

選定方式の経緯

FIFAワールドカップの開催国は、初期から1974年大会1978年大会1982年大会の3大会同時開催国選定まではFIFA総会での投票で決定していたが、1986年大会以降、FIFA理事会(現・FIFA評議会)のFIFA理事投票で決定する方式に変更されていた[13]。その後、2010年12月2日の2018/2022 FIFAワールドカップ開催地決定投票まで、FIFA理事会のわずか24名のFIFA理事の投票(会長は同数の時のみ1票投じる)で決まる方式だったため[14]、買収工作も容易だった(2015年FIFA汚職事件参照)との反省から、2018年6月13日の2026年大会開催投票からFIFA総会での開催立候補国を除く全加盟協会での投票方式に再び変更された(FIFA Statutes2016年版P28の28 Ordinary Congress agendaの2.のs)[15]。また、従来の不透明なワールドカップ招致手順を明確化し、各段階で審査プロセス等を公式発表していくとした[16]

招致手順

  • ワールドカップ招致手引書発表
2017年11月7日、2026 FIFAワールドカップ招致手引書(現時点で最新のW杯招致手引書)[17] をFIFAが発表し、開催立候補国のコンプライアンスや施設面、人権への配慮、コストや収益などを評価すること、そして、評価の比重は、スタジアムが35%、交通が13%、チケット収入、商業収入、コストが各10%などとした[17]。ワールドカップ招致活動の明確な禁止事項を定め、買収工作や不適切な贈答品やW杯招致に向けたサッカー振興プロジェクト及び親善試合開催などを禁じた[15][17]2002年韓日大会を除き禁じてきた複数の国によるワールドカップ共同開催を許可した。これまでのワールドカップ同様、「政府協力保証(日本では閣議)」が必要である[17][18]
  • 立候補国受付
2017年5月8日に、2026FIFAワールドカップの立候補受付を開始して[19]、同年11月30日が締め切り。カナダメキシコアメリカの3カ国共催(以下、3カ国共催)とモロッコ単独開催を受けつけた。
  • 開催提案書(Bid Book)提出
2018年3月16日の開催提案書(Bid Book)提出締切日までに両候補の開催提案書が提出された。3カ国共催提案書[20]とモロッコ単独開催提案書[21]を、2026W杯開催提案書評価タスクフォース[22]が、両候補共に受け付けた。
  • 評価タスクフォース現地視察及び評価レポート発表
2018年4月に、評価タスクフォースが両候補を視察し、施設とインフラ整備等を調査した。5月にモロッコは不備な点があるとして再視察された。評価タスクフォースは、5月30日、両候補の事業計画のヒアリング及び質疑応答、31日に両候補のワールドカップ招致委員会のプレゼンを受けた後、評価基準[17] の下、評価手順[23] に則り、2026 FIFAワールドカップ立候補国評価レポート(以下、評価レポート)を作成し、6月1日に公表した[24]。評価レポートで、両候補とも合格とされたが、「3カ国共催」が圧倒的高評価だった。なお、評価レポート発表時点で、競技開催のための最低限の技術的要件に不合格の場合は、FIFA事務局 (FIFA general secretariat) が、その候補を除外していた[25]
  • ワールドカップ開催国投票
2018年6月13日、第68回FIFAモスクワ総会で投票は両候補のプレゼン後に、電子投票で行われ、立候補国4か国と欠席した3協会(グアムプエルトリコアメリカ領ヴァージン諸島)、棄権した3協会(キューバスロベニアスペイン)、資格停止のガーナの計11協会を除く200協会が投票し[26]、「3カ国共催」に134票(有効投票数の67%)、「モロッコ単独開催」に65票 (33%)、「該当国なしで招致活動やり直し」に1票(イラン)で、3カ国共催(カナダ・メキシコ・アメリカ)が決定した[27]。投票の内訳(どの協会がどこに投票したか)も同日、FIFA公式HPで公開された[26]。2017年1月10日のFIFA評議会(旧FIFA理事会)で正式決定していた2026年ワールドカップ本大会48カ国出場[28] も、確認された[27]

立候補条件の推移

FIFAワールドカップの開催国選定条件は、かつての大陸別持ち回りを重視した方式から、近年では招致手続の透明性、インフラ整備能力、政府保証、人権配慮、持続可能性などを総合的に審査する方式へと移行している[29][30]

2000年代半ばには、FIFA会長ゼップ・ブラッターの下で、ワールドカップを各大陸連盟に順番に配分する大陸ローテーション制が採用された。この方式の下で、2010年大会アフリカ南アフリカ共和国2014年大会南アメリカブラジルで開催された[31]

しかし、FIFAは2007年10月にこのローテーション制を廃止した。これにより、以後は直前の2大会を開催した大陸連盟に属する協会は立候補できないという方式に改められた[31]。このため、2018年大会の招致ではアフリカと南米が、2022年大会の招致では直前開催地との関係を踏まえた制限が課される制度運用となった[31]

その後、2018年大会2022年大会の招致をめぐる不正疑惑を受け、FIFAは開催地選定制度を大きく見直した。2017年に公表された2026年大会の招致手引書では、FIFA評議会が候補を指定し、FIFA総会が開催地を選ぶ手続、評価報告書の公表政府保証人権保護持続可能な大会運営などが制度の柱として明示された[29]。2026年大会の開催権は、2018年6月のFIFA総会で、アメリカ合衆国カナダメキシコの共同開催に与えられた[32]

さらにFIFA評議会は2023年10月、2030年大会2034年大会の招致方針を同時に決定した。2030年大会については、ウルグアイアルゼンチンパラグアイで100周年記念試合を実施しつつ、本大会の中心開催についてはモロッコポルトガルスペインの共同立候補のみを候補とした。また2034年大会については、アジアサッカー連盟(AFC)およびオセアニアサッカー連盟(OFC)加盟協会のみが立候補資格を有するとされた。FIFAはこれを、大陸連盟間のローテーション原則と、最良の開催条件の確保に沿った措置と説明している[33][30]

その後、2030年大会はモロッコ・ポルトガル・スペインを中心開催国とし、アルゼンチン・パラグアイ・ウルグアイで記念試合を行う方式で、2034年大会はサウジアラビア開催として、2024年12月の臨時FIFA総会で承認された[34]

開催要件も年々厳格化している。FIFAは2026年大会から出場国数を48に拡大し、2023年には大会方式を12組4チーム制とすることを決定した[35][36]。これに対応して、2030年大会の開催要件では、最低14競技場の提示が求められ、各競技場は全席席付きで、一般試合4万人以上、準決勝6万人以上、開幕戦と決勝は8万人以上の収容能力を備えることが基準とされている[37]

また近年の開催要件では、スタジアムの座席数だけでなく、屋根、放送・報道設備、トレーニング施設、宿泊、交通、国際放送センター、ファンフェスティバル会場などの整備も求められる。加えて、FIFAは政府に対して、労働者の権利保護、差別禁止、アクセシビリティ、環境・気候対策、人権上の救済措置などに関する保証を求めている[29][37]

このように、FIFAワールドカップの立候補条件は、かつての単純な大陸別持ち回りやスタジアム数の問題から、大会運営能力、国家的支援体制、法制度、人権および持続可能性を含む総合的な開催能力を問う制度へと発展している。

開催国決定後

本大会開催国は、直ちに国内で「開催国のワールドカップ組織委員会」を発足させ、大会開催の準備を開始する。また、それとは別に、FIFA内部にもFIFA関係者及び外部の有識者で構成される「FIFAのワールドカップ組織委員会」が立ち上げられ、大会の準備や運営に携わる[38]第22回カタール大会まで、第2回イタリア大会を除けば、開催国に開催国枠として自動出場権を与え、大陸予選が免除されてきた。単独開催に加え、共催が正式に許可された第23回カナダ・メキシコ・アメリカ大会から単独開催はこれまで通り開催国枠で自動出場。複数の国の共催の場合は、FIFA評議会(旧FIFA理事会)で決定することになった[39]

開催方式

予選

予選は、ホスト国2002年韓日大会までは、前回大会優勝国も予選シード・かつ本戦グループステージの開幕戦権利が与えられていた)をシードし、本大会前に各地区ごとに1〜2年間かけて行われ、地区によっては1次、2次、最終予選の段階に分けられる。最終的には「プレーオフ」や「大陸間プレーオフ」が行われ、全ての出場国が決まる。現在のルールでは、本大会に進めるのは32か国(1978年までは1930年1950年を除き16か国、1982年から1994年までは24か国で、32か国になったのは1998年からである)。全出場国が決まってから、開催国で各グループリーグの抽選会が行われる。

世界を6地区に分けホーム・アンド・アウェー方式で行う(地区によっては参加国の中から1か国集中型の「集中開催方式」や2か国を特定する「ダブルセントラル方式」を取り入れる場合もある)。アジア地区の予選は、1994年アメリカ大会・アジア最終予選ドーハでのセントラル方式でのリーグ戦が実施され、また1998年フランス大会・アジア予選の第3代表決定戦がジョホールバルでセントラル方式での1戦のみで実施されたが、その後開催地の調整が難しくなったためホーム・アンド・アウェー方式に変更された。

6地区それぞれに出場枠が定められ、過去の実績で各地区の出場枠が増減される。中には「大陸間プレーオフ」と通称される試合でいわゆる「0.5枠」を争う地区もある(例:アジアの出場枠を2.5、北中米カリブ海の出場枠を2.5とすると、両地域の予選上位2チームが自動的に本大会に進出、両地域の3位チーム同士がホーム・アンド・アウェー方式による「大陸間プレーオフ」で対戦し、その勝者が本大会出場権を獲得するシステム)。48カ国出場になる2026年カナダ・メキシコ・アメリカ大会大陸予選から、「大陸間プレーオフ」は、欧州以外の5大陸連盟から各1チームずつ、開催国所属大陸連盟からさらに1チームを加えた計6チームで2枠を争う。2026年カナダ・メキシコ・アメリカ大会大陸予選は、アフリカ、アジア、オセアニア、南米から各1代表、北中米カリブ海から2代表計6代表の大陸間プレーオフとなる[40]

本大会

大会ごとに運営方法に変更が生じるが、1次ラウンド(JFAの用語集では「グループステージ」と呼称)はグループリーグ(複数のグループに分けて各グループでリーグ戦)で実施し、ここを勝ち抜けたチームにより決勝トーナメント(JFAの用語集では「ノックアウトステージ」、ノックアウト方式が多いが、過去には総当たり戦で行われたこともある)を行う。

1998年フランス大会以降は、出場チーム数は32となっており、以下の方法で実施されている。

グループリーグ(グループステージ)
組み合わせ抽選は開幕戦を行う国以外は、予め直前のFIFAのナショナルチームランキング(FIFAランキング)の上位、並びに大陸別にシード順を決めたうえで(後述)組み分けを行う。開幕戦(1974年から2002年までは前回優勝国<推薦出場による予選免除シード>、それ以外は主催国)を戦う国については予めA組1番が指定されている。
4チームごとの8つのグループに分かれ、各組で1順の総当たり戦(グループ内の他のチームと1試合ずつ対戦するため、合計3試合)を行う。
(勝利=3点、引き分け=1点、敗戦=0点、1990年大会までは勝利=2点)。全試合終了時に各グループで(1)勝ち点の多い上位2チームが決勝トーナメントに進出する。勝ち点が並んだ場合、当該チームの(2)得失点差、(3)総得点の順に判断し、これらも同数だった場合は(4)当該チーム間の直接対決の結果により判断する。直接対決も引き分け(勝ち点、得失点差、総得点も同じ)だった場合は(5)警告のポイント(フェアプレーポイント、反則ポイント)により決定する(イエローカード(警告)をもらうとマイナス1。1試合で同じ選手がイエローカード2枚=レッドカード(退場)をもらうとマイナス3。一発レッドカード(退場)となるとマイナス4。イエローカード1枚のあとにレッドカードをもらうとマイナス5。)。ここまでで決定できない場合は、(6)くじ引きによる決定となる。
グループリーグ組み合わせは、2018年ロシア大会では抽選会直前のFIFAランキングに伴い開催国と上位7チームがシード国(第1ポット)として1チームずつ配置される。それ以外の24チームも実力差を均一にするため上位8チームごとに第2~第4ポットに分けて同一ポットとは対戦しない。更に大陸別と併せて1つのグループにシード国を含む欧州地区は(17チーム以上出場しない限り)必ず最低1チームで最大2チームまで、それ以外の各地区は(9チーム以上出場しない限り)1チームのみで同じ大陸勢と対戦しない様に配置する。出場枠が32になる以前は、予選枠の関係から1つのグループに欧州地区が3チーム以上入るケースや、南米地区が2チーム以上入るケースも見られた。
決勝トーナメント(JFAの用語集では「ノックアウトステージ」、英文表記では「Stage2」とし、決勝トーナメントとは呼称しないことになっている)
決勝トーナメントは16チームによるノックアウト方式(勝ち残り方式)で行われる。トーナメントの組み合わせは、1回戦のみ1位通過チームと別組の2位通過チームの対戦となる。更に欧州地区以外も同じ大陸勢と対戦する様になる。また、同一グループのチームは反対側のブロックになる様に配置する。すなわち、グループリーグで同一の組になったチームとは決勝・3位決定戦以外では対戦することはない(例外:2002年韓日大会)。
90分で決着がつかなかった場合は30分の延長戦(1998年フランス大会・2002年韓日大会のみゴールデンゴール方式を採用)を行い、それでも決着がつかない場合はPK戦で勝敗を決める。なお、PK戦は抽選の代わりに導入されたものの為、PK戦の勝敗に関係なく公式記録上は両チーム引き分けとなる。

1994年大会までの方式は以下の通り。

  • 1930年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組1位のチームのみが決勝トーナメントに進出。
  • 1934年・1938年:全試合ノックアウト方式。
  • 1950年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組1位のチームのみが決勝ラウンド(4チームによる総当たり戦)に進出。
  • 1954年 - 1970年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。
  • 1974年 - 1978年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組上位2チームが2次ラウンド(4チームずつの2組によるグループリーグ)に進出し、2次ラウンドの各組1位チームで決勝戦、各組2位チームで3位決定戦を戦った。
  • 1982年:チーム数が24チームに増加。1次ラウンドは6グループによるグループリーグ。各組上位2チームが2次ラウンド(3チームずつの4組によるグループリーグ)に進出し、2次ラウンドの各組1位チーム(4チーム)が決勝トーナメントに進出。
  • 1986年 - 1994年:1次ラウンドは6グループによるグループリーグ。各組上位2チームと、各組3位のチームのうち成績上位4チーム(合計16チーム)が決勝トーナメントに進出。

結果

大会結果

開催年 開催国 決勝戦 3位決定戦 出場
国数
優勝 結果 準優勝 3位 結果 4位
1 1930年 ウルグアイ  ウルグアイ 4 - 2  アルゼンチン  アメリカ合衆国 -----[a]  ユーゴスラビア 13
2 1934年 イタリア  イタリア 2 - 1 aet  チェコスロバキア  ドイツ 3 - 2  オーストリア 16
3 1938年 フランス  イタリア 4 - 2  ハンガリー  ブラジル 4 - 2  スウェーデン 15[b]
4 1950年 ブラジル  ウルグアイ -----[c]  ブラジル  スウェーデン -----[c]  スペイン 13[d]
5 1954年 スイス  西ドイツ 3 - 2  ハンガリー  オーストリア 3 - 1  ウルグアイ 16
6 1958年  スウェーデン  ブラジル 5 - 2  スウェーデン  フランス 6 - 3  西ドイツ 16
7 1962年  チリ  ブラジル 3 - 1  チェコスロバキア  チリ 1 - 0  ユーゴスラビア 16
8 1966年 イングランド  イングランド 4 - 2 aet  西ドイツ  ポルトガル 2 - 1  ソビエト連邦 16
9 1970年 メキシコ  ブラジル 4 - 1  イタリア  西ドイツ 1 - 0  ウルグアイ 16
10 1974年 西ドイツ  西ドイツ 2 - 1  オランダ  ポーランド 1 - 0  ブラジル 16
11 1978年 アルゼンチン  アルゼンチン 3 - 1 aet  オランダ  ブラジル 2 - 1  イタリア 16
12 1982年 スペイン  イタリア 3 - 1  西ドイツ  ポーランド 3 - 2  フランス 24
13 1986年 メキシコ  アルゼンチン 3 - 2  西ドイツ  フランス 4 - 2 aet  ベルギー 24
14 1990年 イタリア  西ドイツ 1 - 0  アルゼンチン  イタリア 2 - 1  イングランド 24
15 1994年 アメリカ合衆国  ブラジル 0 - 0 aet
(PK 3 - 2)
 イタリア  スウェーデン 4 - 0  ブルガリア 24
16 1998年 フランス  フランス 3 - 0  ブラジル  クロアチア 2 - 1  オランダ 32
17 2002年 日本 / 韓国  ブラジル 2 - 0  ドイツ  トルコ 3 - 2  韓国 32
18 2006年 ドイツ  イタリア 1 - 1 aet
(PK 5 - 3)
 フランス  ドイツ 3 - 1  ポルトガル 32
19 2010年 南アフリカ共和国  スペイン 1 - 0 aet  オランダ  ドイツ 3 - 2  ウルグアイ 32
20 2014年 ブラジル  ドイツ 1 - 0 aet  アルゼンチン  オランダ 3 - 0  ブラジル 32
21 2018年 ロシア  フランス 4 - 2  クロアチア  ベルギー 2 - 0  イングランド 32
22 2022年 カタール  アルゼンチン 3 - 3 aet
(PK 4 - 2)
 フランス  クロアチア 2 - 1  モロッコ 32
23 2026年 カナダ / メキシコ /
アメリカ合衆国
48
24 2030年 モロッコ / スペイン /
ポルトガル
[e]
48
25 2034年 サウジアラビア 48

開催実績

開催年 決勝戦開催都市 決勝戦会場 試合数
ゴール数
1試合平均
ゴール数

入場者数
1試合平均
入場者数
1 1930年 モンテビデオ エスタディオ・センテナリオ 18 70 3.89 434,500 24,139
2 1934年 ローマ スタディオ・ナツィオナーレPNF 17 70 4.12 358,000 21,059
3 1938年 パリ スタッド・コロンブ 18 84 4.67 483,500 26,833
4 1950年 リオデジャネイロ エスタジオ・ド・マラカナン 22 88 4.00 1,036,000 47,091
5 1954年 ベルン バンクドルフ・スタジアム 26 140 5.38 889,500 34,212
6 1958年 ソルナ ロースンダ・スタディオン 35 126 3.60 919,580 26,274
7 1962年 サンティアゴ エスタディオ・ナシオナル 32 89 2.78 899,074 28,096
8 1966年 ロンドン ウェンブリー・スタジアム 32 89 2.78 1,635,000 51,094
9 1970年 メキシコシティ エスタディオ・アステカ 32 95 2.97 1,603,975 50,124
10 1974年 ミュンヘン ミュンヘン・オリンピアシュタディオン 38 97 2.55 1,774,022 46,685
11 1978年 ブエノスアイレス エル・モヌメンタル 38 102 2.68 1,546,151 40,688
12 1982年 マドリード エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ 52 146 2.81 2,109,723 40,572
13 1986年 メキシコシティ エスタディオ・アステカ 52 132 2.54 2,393,331 46,026
14 1990年 ローマ スタディオ・オリンピコ 52 115 2.21 2,517,348 48,411
15 1994年 パサデナ ローズボウル 52 141 2.71 3,587,538 68,991
16 1998年 サン=ドニ スタッド・ド・フランス 64 171 2.67 2,785,100 43,517
17 2002年 横浜 横浜国際総合競技場 64 161 2.52 2,705,197 42,269
18 2006年 ベルリン ベルリン・オリンピアシュタディオン 64 147 2.30 3,353,655 52,401
19 2010年 ヨハネスブルグ サッカー・シティ・スタジアム 64 145 2.27 3,178,856 49,670
20 2014年 リオデジャネイロ エスタジオ・ド・マラカナン 64 171 2.67 3,429,873 53,592
21 2018年 モスクワ ルジニキ・スタジアム 64 169 2.64 3,031,768 47,371
22 2022年 ルサイル ルサイル・アイコニック・スタジアム 64 172 2.69 3,404,252 53,191
23 2026年 イーストラザフォード NYNJスタジアム 104

統計

代表別通算成績

国・地域
1  ブラジル 22 5 2 2 2 114 76 19 19 247 2.17 237 108 +129
2  ドイツ 20 4 4 4 1 112 68 21 23 225 2.01 232 130 +102
3  アルゼンチン 18 3 3 0 0 88 47 17 24 158 1.80 152 101 +51
4  イタリア 18 4 2 1 1 83 45 21 17 156 1.88 128 77 +51
5  フランス 16 2 2 2 1 73 39 14 20 131 1.79 136 85 +51
6  イングランド 16 1 0 0 2 74 32 22 20 118 1.59 104 68 +36
7  スペイン 16 1 0 0 1 67 31 17 19 110 1.64 108 75 +33
8  オランダ 11 0 3 1 1 55 30 14 11 104 1.89 96 52 +44
9  ウルグアイ 14 2 0 0 3 59 25 13 21 88 1.49 89 76 +13
10  ベルギー 14 0 0 1 1 51 21 10 20 73 1.43 69 74 -5
11  スウェーデン 12 0 1 2 1 51 19 13 19 70 1.37 80 73 +7
12  ロシア 11 0 0 0 1 45 19 10 16 67 1.49 77 54 +23
13  メキシコ 17 0 0 0 0 60 17 15 28 66 1.10 62 101 -39
14  セルビア 13 0 0 0 2 49 18 9 22 63 1.29 71 71 0
15  ポルトガル 8 0 0 1 1 35 17 6 12 57 1.63 61 41 +20
16  ポーランド 9 0 0 2 0 38 17 6 15 57 1.50 49 50 -1
17  スイス 12 0 0 0 0 41 14 8 19 50 1.22 55 73 -18
18  ハンガリー 9 0 2 0 0 32 15 3 14 48 1.50 87 57 +30
19  クロアチア 6 0 1 2 0 30 13 8 9 47 1.57 43 33 +10
20  チェコ 9 0 2 0 0 33 12 5 16 41 1.24 47 49 -2
21  オーストリア 7 0 0 1 1 29 12 4 13 40 1.38 43 47 -4
22  チリ 9 0 0 1 0 33 11 7 15 40 1.21 40 49 -9
23  アメリカ合衆国 11 0 0 1 0 37 9 8 20 35 0.95 40 66 -26
24  デンマーク 6 0 0 0 0 23 9 6 8 33 1.43 31 29 +2
25  パラグアイ 8 0 0 0 0 27 7 10 10 31 1.15 30 38 -8
26  韓国 11 0 0 0 1 38 7 10 21 31 0.82 39 78 -39
27  コロンビア 6 0 0 0 0 22 9 3 10 30 1.36 32 30 +2
28  ルーマニア 7 0 0 0 0 21 8 5 8 29 1.38 30 32 -2
29  日本 7 0 0 0 0 25 7 6 12 27 1.08 25 33 -8
30  コスタリカ 6 0 0 0 0 21 6 5 10 23 1.10 22 39 -17
31  カメルーン 8 0 0 0 0 26 5 8 13 23 0.88 22 47 -25
32  モロッコ 6 0 0 0 1 23 5 7 11 22 0.96 20 27 -7
33  ナイジェリア 6 0 0 0 0 21 6 3 12 21 1.00 23 30 -7
34  スコットランド 8 0 0 0 0 23 4 7 12 19 0.83 25 41 -16
35  セネガル 3 0 0 0 0 12 5 3 4 18 1.50 16 17 -1
36  ガーナ 4 0 0 0 0 15 5 3 7 18 1.20 18 23 -5
37  ペルー 5 0 0 0 0 18 5 3 10 18 1.00 21 33 -12
38  エクアドル 4 0 0 0 0 13 5 2 6 17 1.31 14 14 0
39  ブルガリア 7 0 0 0 1 26 3 8 15 17 0.65 22 53 -31
40  トルコ 2 0 0 1 0 10 5 1 4 16 1.60 20 17 +3
41  オーストラリア 6 0 0 0 0 20 4 4 12 16 0.80 17 37 -20
42  アイルランド 3 0 0 0 0 13 2 8 3 14 1.08 10 10 0
43  北アイルランド 3 0 0 0 0 13 3 5 5 14 1.08 13 23 -10
44  チュニジア 7 0 0 0 0 18 3 5 10 14 0.78 14 26 -12
45  サウジアラビア 6 0 0 0 0 19 4 2 13 14 0.74 14 44 -30
46  イラン 6 0 0 0 0 18 3 4 11 13 0.72 13 31 -18
47  アルジェリア 4 0 0 0 0 13 3 3 7 12 0.92 13 19 -6
48  コートジボワール 3 0 0 0 0 9 3 1 5 10 1.11 13 14 -1
49  南アフリカ共和国 3 0 0 0 0 9 2 4 3 10 1.11 11 16 -5
50  ノルウェー 3 0 0 0 0 8 2 3 3 9 1.13 7 8 -1
51  東ドイツ 1 0 0 0 0 6 2 2 2 8 1.33 5 5 0
52  ギリシャ 3 0 0 0 0 10 2 2 6 8 0.80 5 20 -15
53  ウクライナ 1 0 0 0 0 5 2 1 2 7 1.40 5 7 -2
54  ウェールズ 2 0 0 0 0 8 1 4 3 7 0.88 5 10 -5
55  キューバ 1 0 0 0 0 3 1 1 1 4 1.33 5 12 -7
56  スロバキア 1 0 0 0 0 4 1 1 2 4 1.00 5 7 -2
57  スロベニア 2 0 0 0 0 6 1 1 4 4 0.67 5 10 -5
58  北朝鮮 2 0 0 0 0 7 1 1 5 4 0.57 6 21 -15
59  ボスニア・ヘルツェゴビナ 1 0 0 0 0 3 1 0 2 3 1.00 4 4 0
60  ジャマイカ 1 0 0 0 0 3 1 0 2 3 1.00 3 9 -6
61  ニュージーランド 2 0 0 0 0 6 0 3 3 3 0.50 4 14 -10
62  ホンジュラス 3 0 0 0 0 9 0 3 6 3 0.33 3 14 -11
63  アンゴラ 1 0 0 0 0 3 0 2 1 2 0.67 1 2 -1
64  イスラエル 1 0 0 0 0 3 0 2 1 2 0.67 1 3 -2
65  エジプト 3 0 0 0 0 7 0 2 5 2 0.29 5 12 -7
66  アイスランド 1 0 0 0 0 3 0 1 2 1 0.33 2 5 -3
67  クウェート 1 0 0 0 0 3 0 1 2 1 0.33 2 6 -4
68  トリニダード・トバゴ 1 0 0 0 0 3 0 1 2 1 0.33 0 4 -4
69  ボリビア 3 0 0 0 0 6 0 1 5 1 0.17 1 20 -19
70  イラク 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 1 4 -3
71  トーゴ 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 1 6 -5
72  カタール 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 1 7 -6
73  インドネシア 1 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0.00 0 6 -6
74  アラブ首長国連邦 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 2 11 -9
74  パナマ 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 2 11 -9
76  中華人民共和国 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 0 9 -9
77  カナダ 2 0 0 0 0 6 0 0 6 0 0.00 2 12 -10
78  ハイチ 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 2 14 -12
79  コンゴ民主共和国 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 0 14 -14
80  エルサルバドル 2 0 0 0 0 6 0 0 6 0 0.00 1 22 -21

記録

表彰

問題点と課題

出場枠配分をめぐる議論

FIFAワールドカップの出場枠配分は、競技水準、各大陸連盟の加盟協会数、大会の世界的普及など複数の要素を踏まえてFIFAが決定してきたが、その配分をめぐっては長年にわたり議論が続いている[41][42]

とくにアジアやアフリカ、オセアニアでは、加盟協会数や競技人口に比して本大会出場枠が少ないとの不満が繰り返し表明されてきた。他方で、南米や欧州では、本大会での実績や競技レベルを重視すべきだとの立場が強く、「世界的代表性を重視するか」「競技力に見合った配分を重視するか」が、出場枠配分をめぐる基本的な対立点となっている[42]

この問題は、出場国数が32であった時代にはとくに顕著であった。FIFAは2015年、2018年大会および2022年大会の出場枠を、欧州13、アフリカ5、アジア4.5、南米4.5、北中米カリブ海3.5、オセアニア0.5、開催国1とする配分で維持した[43]。この配分では、アジア、北中米カリブ海、南米、オセアニアに「0.5枠」が残され、大陸間プレーオフを通じて本大会出場の可否が決まる方式が続いた[42]

一方、2026年大会からは出場国数が48に拡大され、FIFA評議会は2017年、各大陸連盟への配分をアジア8.5、アフリカ9.5、北中米カリブ海6.5、南米6.5、オセアニア1.5、欧州16とすることを承認した[41]。この結果、OFCには初めて自動出場枠1が与えられ、従来よりも本大会出場の可能性が広がった[42]。ただし、48か国制への拡大後も、配分の妥当性をめぐる議論自体は解消しておらず、FIFAは拡大によって「代表性」と「競争力」の両立を図ろうとしていると位置づけられる[41][42]

また、複数国共催が一般化するにつれて、開催国枠の扱いも論点となっている。FIFA評議会は2023年、2026年大会の開催国であるカナダメキシコアメリカ合衆国の3か国が自動的に本大会へ出場し、その分を北中米カリブ海の割当枠から差し引くことを確認した[44]。このため、共催の拡大は、開催国枠をどのように各大陸連盟の配分へ反映させるかという新たな課題も生んでいる[44]

開催地選定の透明性と公正性

開催地選定をめぐっては、2018年大会および2022年大会の招致過程が大きな批判を受けた。2015年には、アメリカ司法当局によるFIFA汚職捜査と並行して、スイス当局も2018年・2022年大会の開催地決定過程について刑事手続を開始し、FIFA本部から電子データや文書を押収した[45][46]

こうした批判を受けて、FIFAは2017年以降、招致制度の改革を進めた。2026年大会の招致では、技術評価報告書の公表、FIFA評議会による候補指定、FIFA総会による最終選定という手続が採用され、従来より透明性を高めた制度設計が導入された[29][47]。ただし、その後の2030年大会2034年大会の招致では、2030年はモロッコ・ポルトガル・スペインの共同立候補、2034年はサウジアラビアのみが実質的な候補となったため、競争的な招致手続が弱まっているとの指摘もみられた[33][48]

開催費用と施設整備負担

ワールドカップ開催には、スタジアム、交通、宿泊、放送設備、警備など大規模な投資が必要であり、開催国・開催都市の財政負担はしばしば問題となる。2010年南アフリカ大会では、スタジアム関連予算が当初見込みを大きく上回り、一部施設の維持費や大会後利用をめぐって論争が生じた[49]2014年ブラジル大会についても、建設費の高騰や、大会後に十分活用されない「白象施設(white elephant)」化の懸念が報じられた[50]

近年のFIFAは、既存施設の活用や共催を通じて開催負担の分散を図る方向を強めている。たとえば2030年大会の最低開催要件では、14競技場のうち少なくとも7競技場を既存施設とすることが求められており、新設偏重を抑える方向が示されている[51]。それでもなお、複数都市・複数国にまたがる大会では、輸送、警備、宿泊、周辺インフラの整備費用が引き続き大きな課題となる[29][33]

人権・労働環境をめぐる問題

近年のワールドカップでは、開催準備に伴う人権問題も重要な争点となっている。とくに2022年カタール大会をめぐっては、移民労働者の処遇、賃金不払い、労働災害、表現の自由や性的少数者の権利などをめぐり、国際的な批判が集中した[52][53]

FIFA自身もその後、人権保護の必要性を繰り返し打ち出している。2026年大会招致手引書では人権保護が明示的な要件とされ、FIFAの年次報告でも、2026年大会や将来大会に関する人権リスクの軽減が継続課題として扱われている[29][54]。しかし、2024年には、FIFAが委嘱したレビューが、2010年から2022年にかけてカタール大会準備の過程で深刻な人権被害が生じたこと、またFIFAと関係者の検証がそれを防げなかったことを指摘したと報じられており、制度改革が実効的に機能しているかはなお検証課題として残っている[55]

また、2034年大会の開催国決定過程でも、国際人権団体は、サウジアラビア開催に伴う労働者保護や表現の自由の問題に懸念を示している[56]。このため、近年のFIFAワールドカップでは、競技運営だけでなく、開催準備に伴う人権侵害をいかに防止し、救済措置を整備するかが重要課題となっている[29][56]

環境負荷と大会規模拡大

大会規模の拡大と複数国開催の増加は、環境負荷の面でも課題を生んでいる。FIFAは2026年大会から48か国制へ移行し、2030年大会では3大陸6か国にまたがる開催方式を採用した[41][33]。これに対しては、移動距離の増大や大会全体のカーボンフットプリントの拡大を懸念する声が上がっている[57][58]

FIFAは2030年大会について環境負荷の軽減策を講じるとしているが[57]、大会の拡大自体が移動、施設運営、エネルギー消費を増やす以上、環境対策と大会成長の両立は今後の継続的課題とみられている[58]

隔年開催案

2021年3月、FIFAのグローバル・フットボール・デベロップメント部門の責任者で元サッカー指導者のアーセン・ベンゲルが、4年おきの開催となっているFIFAワールドカップやUEFA欧州選手権などの国際的なサッカー大会を2年ごと(隔年)に行う案を示した[59]。具体的には、2年程度をかけて開催される大会の予選開催期間を1年間に圧縮してその年の終わりにW杯などの本大会を開催し、W杯のない年は選手がクラブでの活動に集中できるようにする、というものである[60]

ベンゲルのこの提案に対し、2021年5月21日に行われたFIFA総会において、サウジアラビアサッカー連盟が検討対象とすることを提案し[59]、賛成多数で可決された[61]

この提案に対し、欧州サッカー連盟(UEFA)会長のアレクサンデル・チェフェリン欧州クラブ協会(ECA)の総会で「W杯を2年おきに開催すると、ランダム性が増すだけでなく正当性も低くなってしまい、残念ながらW杯そのものが希薄化するだろう」と反発[62]タイムズ紙のインタビューでボイコットを示唆する発言を行った[63]。また、国際プロサッカー選手会(FIFPro)のジョナス・ベーアホフマン事務局長は、タイムズ紙に「この件は適切に処理しなければサッカー界の限界点になり得る」と懸念を示した[64]。欧州クラブ協会は声明の中で、「重大な懸念と警戒を抱いている」とした上で、「事前の協議が行われていない上、大会の機会を増やすことは選手の心身への負担を高め、大会の価値が薄れる」とFIFAの対応を批判した[65]。一方、北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)の関係者は「隔年開催で国際大会の数が減り、選手の移動負担が軽減される」としてこの提案に前向きな姿勢を示している[66]

2021年9月20日、FIFAは「国際日程に関して話し合う協議会」をオンラインで行うことを発表し、この提案を推進する意向を示した[67]が、UEFAは「他のステークホルダーとともに協議会に参加する機会が与えられる前に、抜本的な改革プロジェクトが伝えられ、公然と推進されることになった今回の手法に失望している」と批判し、検討を一時停止することを求めた[68]。UEFAなどの批判に対して発案者のベンゲルは「W杯を2年おきに開催するということだけで判断している人がいる。『みんなその(4年に一度の)サイクルで育ったから』という理由で感情論に走っていたが、それは理解できる」「W杯を2年おきに開催するというコンセプトは、提案全体に目を通し、予選が再編されて初めて意味を成す」と述べた[69]

そして、2021年9月30日に、オンラインによる協議会が行われ、加盟している団体に対し、今後のスケジュールを説明した[70][71]。FIFAのインファンティーノ会長は「世界中でサッカーを発展させたいというFIFAの願いは、より定期的に大会を成功させることでしか実現できない」と必要性を強調した[70]。今後は、2021年11月に報告書を明らかにして、年内に「グローバル・サミット」を行うことを明らかにした[70][71]

2021年10月16日、国際オリンピック委員会が、他のスポーツへの影響を理由にして懸念を表明した[72]

2021年10月18日、FIFAのインファンティノ会長は、訪問先のアルゼンチンにて記者会見を行い、「今年(2021年)12月には結論を出すつもりだ」と述べ、その上で「私も当初は隔年開催を分析していなかったので否定的だったが、後に世界にもたらす利益を認識した」と述べた[73]

2021年12月20日、加盟協会による会合が行われたが結論は出ず、隔年開催案については継続協議となった[74]。しかし、2022年3月に開かれたFIFA総会で隔年開催案がFIFAから提案されることはなく、協議は行われなかった[75]

試合球とマスコット

大会 公式試合球 公式マスコット
1966 ウィリー
1970 テルスター フアニート
1974 テルスター チップ / タップ
1978 タンゴ ガウチート
1982 タンゴ・エスパーニャ ナランヒート
1986 アステカ ピケ
1990 エトルスコ・ユニコ チャオ
1994 クエストラ ストライカー
1998 トリコロール フティックス
2002 フィーバーノヴァ アトー / キッズ / ニック
2006 チームガイスト ゴレオ6世
2010 ジャブラニ ザクミ
2014 ブラズーカ フレコ
2018 テルスター18 / テルスター・ミチタ ザビワカ
2022 アル・リフラ / アル・ヒルム ライーブ
2026 トリオンダ メープル / ザユ / クラッチ
2030
2034

脚注

注釈

  1. 1 2 第1回の1930年ウルグアイ大会では3位決定戦を実施していないが、FIFAはアメリカ合衆国を3位、ユーゴスラビア(現:セルビア)を4位と認定している。
  2. 当初は16か国が出場する予定だったが、1938年3月の独墺合邦によりオーストリアが不出場となり、15か国により大会が開催された。
  3. 1 2 1950年大会では優勝を4チームによる総当たりリーグ戦で争った。しかしながら、各々2試合を終えた時点で優勝の可能性が残るブラジル(勝ち点4)とウルグアイ(勝ち点3)が最終戦で対戦するために、この試合(ウルグアイが2対1でブラジルに勝利)を事実上の決勝戦として扱った。最終順位: 優勝: ウルグアイ(勝ち点5)、準優勝: ブラジル(勝ち点4)、3位: スウェーデン(勝ち点2)、4位: スペイン(勝ち点1)。
  4. 当初は16か国が出場する予定だったが、スコットランドトルコインドが出場を辞退したため、13か国により大会が開催された。
  5. 開幕3試合をアルゼンチンウルグアイパラグアイで開催する。

出典

  1. https://books.google.co.jp/books?id=oHQOEAAAQBAJ&pg=PA47#v=onepage&q&f=false
  2. https://www.fifa.com/tournaments/mens/worldcup/2018russia/media-releases/more-than-half-the-world-watched-record-breaking-2018-world-cup
  3. https://www.espn.com/espnw/story/_/id/28971949/analysis-equal-pay-sports-really-means-fight-goes-us-women-soccer
  4. https://olympics.com/ioc/funding
  5. Conheça o Passado para Entender o Futuro”. casasdeapostas365. 2022年7月7日閲覧。
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  7. 1 2 3 週刊サッカーマガジンNO.1256 2009年9月15日号
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