ゲド戦記
(Earthsea から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 05:18 UTC 版)
『ゲド戦記』(ゲドせんき、Earthsea)は、アーシュラ・K・ル=グウィンによって英語で書かれ、1968年から2001年にかけて出版されたファンタジー小説のシリーズ名である。原題は『アースシー』(Earthsea)あるいは『アースシー・サイクル』(Earthsea Cycle)であるが、日本では岩波書店に所属していた装丁家の田村義也によって「ゲド戦記」と名付けられた[1]。「戦記」とあるが、戦争や戦闘が中心の物語ではない。また、ゲドが主人公として行動するのも最初の1作のみである。全米図書賞児童文学部門、ネビュラ賞長編小説部門、ニューベリー賞受賞。
- ^ 清水真砂子「訳者あとがき」『帰還:ゲド戦記最後の書』岩波書店1999
- ^ a b Craig, Amanda. Classic of the month: A Wizard of Earthsea. The Guardian. September 24, 2003. Accessed November 10, 2014.
- ^ A Wizard of Earthsea reader's guide. The Big Read. National Endowment for the Arts.
- ^ Atwood, Margaret. Quoted in "Margaret Atwood Chooses ‘A Wizard of Earthsea’". The Wall Street Journal, October 16, 2014. Accessed November 10, 2014.
- ^ 110万冊無料配布。“ゲドを読む。”の狙いを読む-宮崎吾朗監督作品「ゲド戦記」DVDのユニークなプロモーション(2ページ目)、日経BP、2007年。閲覧には会員登録(無料)が必要。
- ^ https://www.iwanami.co.jp/book/b269795.html 著者略歴の項参照。
- ^ 『さいはての島へ』第5章におけるゲドの台詞「世界は実に広い。外界は果てしなく続き、とても人間の知識のおよぶところではないわ」
- ^ 『さいはての島へ』第5章より「ゴバルドンにちがいない。南海域でしか見えない星だ。(略)さらに南下すると、ゴバルドンに続いて、もうあと八つの星が順々に水平線のかなたからあらわれて(後略)」
- ^ 『さいはての島へ』第12章より「わしの肉体は太陽のもの、大きく巡る地球の、あのセリダーの浜にあるのだから」
- ^ 「影」がゲドの真の名を知っていたのは自分自身でもあったため
- ^ 岩波少年文庫版あとがきより
- ^ 外部リンク:SCIFI.COM Earthsea、およびこのドラマへの原作者ル・グウィンのコメント
- ^ 編集部・市川遥 (2018年5月28日). “ファンタジー小説「ゲド戦記」再び映画化へ”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ. 2020年5月3日閲覧。
- ^ “「ゲド戦記」をA24がテレビドラマ化”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム (2019年9月8日). 2020年5月3日閲覧。
- ^ 原作者ル=グウィンの公式コメント:Gedo Senki, a First Response 日本語訳:ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメント全文
- Earthseaのページへのリンク