D-FAXとは? わかりやすく解説

D-FAX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 14:56 UTC 版)

D-FAX (ディーファックス、Dial in FAX) は、電話網からのFAX電子メールで受信するInternetFAXサービス商標である。

YOZAN100%出資の子会社東京テレメッセージサービス株式会社が280MHz無線呼び出し事業の一環として提供していたが、2021年10月31日をもってサービスを終了した[1]

概略

契約者に割り当てられた発信者付加課金番号(020から始まる11桁)へ送信されたG3FAX画像を添付ファイルとした電子メールが、指定したメールアドレスSMTPで送信される。NTT東西加入電話ISDNひかり電話IP電話)、ソフトバンクテレコム直収電話KDDIの直収電話・0ABJ-IP電話、J:COMJ:COM PHONEプラスから発信できる[2]

Eメールが受信できる環境があれば何処でも内容が確認できる。FAX端末・インク・トナー・用紙が必要ない。ページャー(ポケットベル)の通信料の発信者付加課金の仕組みを利用しているため、着信契約者は従量負担がない。

電気通信番号規則第9条第1項第5号に指定されている発信者付加課金無線呼び出し番号を使用している。マジックメール端末にFAXの着信を知らせる「D-FAX着信通知サービス」標準で提供されている。また、「D-FAX着信通知サービス」を解約してD-FAXのみ利用することはできない。

D-FAXの利用料金
項目 概要 料金
税抜き 税込
登録手数料 新規 2500円 2625円
再登録 同一D-FAX番号には、解約時に登録されたメールアドレスで、解約日から起算して30日以内にのみ可能 1000円 1050円
着信通知サービス専用端末を購入していない2007年2月26日以前の新規登録契約の初回の再登録 2000円 2100円
有料オプション 未利用解約防止機能 3ヶ月間D-FAX番号宛にFaxの送信が無い場合の解約を防ぐ 1000円 1050円
ファイル閲覧機能 7日前までの送信ファイルを確認する 1000円 1050円
2007年2月26日以前の新規登録 2000円 2100円
PDF変換機能 PDFファイルに変換して送信する 1000円 1050円

経緯

2000年 元々、ももたろうインターネット(後の名古屋めたりっく通信)が開発したシステムである。 2000年10月18日 試験サービス開始。約一ヶ月後、正式サービスとなる。

2003年、名古屋めたりっく通信がソフトバンクBBと合併する際、D-FAX部門は鷹山(当時)の子会社である株式会社マジックメールサービスに営業を譲渡。その後、「株式会社マジックメールサービス」は「YOZANスカイキャストコミュニケーションズ」に社名を変更。

2008年10月1日 運営を行う「株式会社YOZANスカイキャストコミュニケーションズ」が東京テレメッセージサービス株式会社と社名を変更。

2008年12月1日 2009年3月31日までの期間限定で、1法人3番号まで初期費用無料のキャンペーンを開始。

2009年2月26日 D-FAXの通知メール内の提供者情報を、「YOZANスカイキャストコミュニケーションズ」から「東京テレメッセージサービス」に変更。

2020年11月2日 新規申し込み受付を終了[3]

2021年10月31日 サービス終了。

脚注

関連項目

外部リンク


D-FAX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/22 06:13 UTC 版)

東京テレメッセージサービス」の記事における「D-FAX」の解説

D-FAX(Dial in FAX)は、パソコンFAXデータ受信するサービスブランド名称である。 サービスの詳細は、D-FAXを参照

※この「D-FAX」の解説は、「東京テレメッセージサービス」の解説の一部です。
「D-FAX」を含む「東京テレメッセージサービス」の記事については、「東京テレメッセージサービス」の概要を参照ください。

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