かみがやつり (紙蚊帳吊)
●アフリカ北部からパレスチナ、シチリア島にかけてが原産です。川や池沼に生育し、高さは2~3メートルほどになります。古代エジプトから8~9世紀ごろまで、とくに紙を作るために栽培されてきました。この茎の白い髄を裂いて編んだものがパピルス紙です。そのほかに茎を束ねて筏を作ったり、筵や縄に加工されたりしました。また根茎は食用になるともいいます。
●カヤツリグサ科カヤツリグサ属の常緑多年草で、学名は Cyperuspapyrus。英名は Papyrus, Egyptian papyrus。
カミガヤツリ
(Cyperus papyrus から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 03:59 UTC 版)
カミガヤツリ(紙蚊帳吊、Cyperus papyrus)は、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年生の草本。パピルス(papyrus)、パピルス草、カミイ(紙葦)ともいい、茎の繊維がパピルスの原材料となる。
- ^ a b c “カミガヤツリ(パピルス)”. 名古屋市東山動植物園. 2019年12月10日閲覧。
- ^ 水田一枝 , 阿部薫 , 尾崎保夫 (1998) 「有用植物による汚水中の窒素・リンの浄化機能およびその遮光による影響」日本作物學會紀事 67(4), 568-572, NAID 110001726550
- 1 カミガヤツリとは
- 2 カミガヤツリの概要
- 3 分布
- 4 外部リンク
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