シャルコー島
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 12:41 UTC 版)
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シャルコー島とその周辺のグレースケール画像。暗い灰色は比較的温度が高い場所を示し、白色は比較的温度が低い場所を示す。
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シャルコー島は南極半島の西側にある。
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地理 | |
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場所 | 南極大陸 |
座標 | 南緯69度45分 西経75度15分 / 南緯69.750度 西経75.250度座標: 南緯69度45分 西経75度15分 / 南緯69.750度 西経75.250度 |
面積 | 2,576 km2 (995 sq mi) |
長さ | 56 km (34.8 mi) |
幅 | 46 km (28.6 mi) |
行政 | |
なし
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人口統計 | |
人口 | 無人島 |
シャルコー島(シャルコーとう、Charcot IslandまたはCharcot Land)は、南極条約の管轄下にある無人島であり、長さは56キロメートル (30 nmi)、幅は46キロメートル (25 nmi)で、北部の沿岸部を見下ろすことのできる突出した山々を除き、氷で覆われている。シャルコー島はベリングスハウゼン海の内部、アレクサンダー島から西に102キロメートル (55 nmi)、ラタディー島から北におよそ57キロメートル (31 nmi)の場所にある。シャルコー島で注目に値する地形はその最北端にあるバード岬である。
歴史
シャルコー島は1910年1月11日、ジャン=バティスト・シャルコーの率いるフランスの南極探検隊が発見した。シャルコーは船員の主張とエドウィン・スウィフト・バウチらの勧めにより、この島をシャルコー島と命名した。シャルコーの父は有名なフランスの医師、ジャン=マルタン・シャルコーであり、この命名には父を称える目的があった[1]。シャルコー島が島であることは1929年12月29日に周囲を飛行したヒューバート・ウィルキンスによって証明された。
2009年の氷橋崩壊
ウィルキンス棚氷を南極大陸の沿岸並びにシャルコー島と結ぶ氷橋の長さは40キロメートル (25 mi)であったが、幅は最も狭い部分で500メートル (1,640 ft)(1950年には100キロメートル (62 mi)あった)しかなかった。2009年4月、氷橋の20.1 by 2.4キロメートル (12.5 mi × 1.5 mi)以上の範囲が粉々になった。氷橋は急激に崩壊し、数百もの氷山となった[2]。
関連項目
脚注
- ^ [1]
- ^ Smith, Lewis (2009年4月6日). “Breakaway ice shelf will reshape map of Antarctica”. London: Times Online 2009年4月6日閲覧。
この記事にはアメリカ合衆国政府の著作物であるアメリカ地質調査所が作成した次の文書本文を含む。"シャルコー島". Cite webテンプレートでは
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