Cerulenin

日本化学物質辞書Web

セルレニン

分子式：	C12H17NO3
その他の名称：	ケルレニン、セルレニン、Cerulenin、ヘリコセリン、Helicocerin、(+)-Cerulenin、(+)-セルレニン、(2R,3S,7E,10E)-2,3-Epoxy-4-oxo-7,10-dodecadienamide、(2R)-3β-[(4E,7E)-1-Oxo-4,7-nonadienyl]oxirane-2β-carboxamide
体系名：	3β-[(4E,7E)-1-オキソ-4,7-ノナジエニル]オキシラン-2β-カルボアミド、(2R)-3β-[(4E,7E)-1-オキソ-4,7-ノナジエニル]オキシラン-2β-カルボアミド、(2R,3S,7E,10E)-2,3-エポキシ-4-オキソ-7,10-ドデカジエンアミド、(2R,3S,7E,10E)-2,3-エポキシ-4-オキソ-7,10-ドデカジエナミド

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微生物の用語解説

セルレニン [Cerulenin]

　真菌の中の不完全菌類に属するCephalosporium caerulensが産生する抗真菌性抗生物質である。微生物、動植物の脂肪酸生合成を阻害する唯一の抗生物質で、脂肪酸生合成経路のβ-ケトアシル-ACP合成酵素を阻害する。また、脂肪酸生合成に関連しているポリケチド生合成やステロール生合成系のヒドロキシメチルグルタリル-CoA合成酵素も阻害するので、これら脂質代謝の研究に広く用いられている。