BT指示薬とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > BT指示薬の意味・解説 

エリオクロムブラックT

(BT指示薬 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 21:58 UTC 版)

エリオクロムブラックT
識別情報
CAS登録番号 1787-61-7
PubChem 5351620
日化辞番号 J7.777A
特性
化学式 C20H12N3O7SNa
モル質量 461.381 g/mol
外観 Dark red/brown powder
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

エリオクロムブラックT(Eriochrome Black T)は、金属指示薬であり、アゾ染料の一種。

EBTもしくはBTと略されることが多い。水やアルコールに溶けやすいが、溶液は不安定である。

水の硬度測定等に用いられる。pH7-11で青色を呈するが、カルシウムイオンやマグネシウムイオン等の金属イオンと錯形成することで、赤色を呈する。

また、pH6以下では赤色の沈澱を生じ、pH11以上ではオレンジ色になる。

エリオクロムブラックTは羊毛の染色に用いられる。酸性浴では赤みの黒になり、後媒染で青黒色に変えることができる[1]

脚注

  1. ^ Merck Index 10th edition

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

BT指示薬のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



BT指示薬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエリオクロムブラックT (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS