BBCセッションズ_(ザ・ナイスのアルバム)

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BBCセッションズ (ザ・ナイスのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/05/12 20:41 UTC 版)

『BBCセッションズ』
ザ・ナイス の コンピレーション・アルバム
リリース	2002年 2002年
録音	1967年10月22日 – 1969年4月20日 (1967-10-22 – 1969-04-20)
ジャンル	サイケデリック・ロック プログレッシブ・ロック
時間	76分19秒
レーベル	サンクチュアリ・レコード
専門評論家によるレビュー
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『BBCセッションズ』（BBC Sessions）^[1]は、イングランドのロック・バンドであるザ・ナイスの編集アルバム。2002年発表^{[注釈 1]}。1967年10月から1969年4月までの期間に、BBCのスタジオで音楽番組の為に行なわれた録音を収録した。

解説

番組名と放送年月日は以下の通り。

• 『トップ・ギア』
  • 1967年10月22日^{[2][注釈 2]}に放送された3曲
  • 1968年6月16日^{[注釈 3]}に放送された4曲
  • 1968年8月25日^{[注釈 3]}に放送された4曲
  • 1968年12月1日^{[注釈 4]}に放送された3曲
  • 1969年4月20日^{[注釈 4]}に放送された4曲
• 『ポップ・ノース』
  • 1969年8月29日^{[注釈 3]}に放送された1曲

オリジナル・アルバム未収録曲は以下の通り。

• ソンブレロ・サム – 原曲はザ・チャールズ・ロイド・カルテットのアルバム"Dream Weaver"（1966年）収録
• ゲット・トゥ・ユー – 原曲はザ・バーズ『名うてのバード兄弟』（1968年）収録
• ランピー・グレイヴィ – 原曲はフランク・ザッパの同名アルバム（1968年）収録
• ブルース・フォー・ザ・プレイリーズ – 原曲はオスカー・ピーターソン・トリオのアルバム"Canadiana Suite"（1965年）収録
• Aries – 作者不明

収録曲

#	タイトル	作詞・作曲	番組名・放送年月日	時間
1.	「フラワー・キング・オブ・フライズ　Flower King Of Flies」	Keith Emerson, Lee Jackson	Top Gear 10/22/1967	0:54
2.	「ソンブレロ・サム　Sombrero Sam」	Charles Lloyd	Top Gear 10/22/1967	3:36
3.	「ロンド　Rondo」	Emerson, O'List, Brian Davison, Jackson	Top Gear 10/22/1967	1:32
4.	「ゲット・トゥ・ユー　Get To You」	Chris Hillman, Jim McGuinn	Top Gear 6/16/1968	3:44
5.	「ダイアモンド・ハード・ブルー・アップルズ・オブ・ザ・ムーン　Diamond Hard Blue Apples Of The Moon」	Emerson, Jackson	Top Gear 6/16/1968	2:59
6.	「ブランデンブルガー　Brandenburger」	Emerson, Davison, Jackson	Top Gear 6/16/1968	3:53
7.	「陽気なフロイド　Little Arabella (& Sorcery)」	Emerson, Jackson	Top Gear 6/16/1968	3:42
8.	「アメリカ　America i) アメリカ　America ii) 修正第2条　Second Amendment」	i) Leonard Bernstein, Stephen Sondheim ii) Emerson, Davison, Jackson, David O'List	Top Gear 8/25/1968	6:41
9.	「ランピー・グレイヴィ　Lumpy Gravy」	Frank Zappa	Top Gear 8/25/1968	2:18
10.	「Aries」	unknown	Top Gear 8/25/1968	5:29
11.	「少年易老学難成　Ars Longa Vita Brevis」	Emerson, Davison, Jackson, O'List	Top Gear 8/25/1968	8:00
12.	「リトル・アラベラ　Little Arabella」	Emerson, Jackson	Pop North 8/29/1968	4:20
13.	「陽気なフロイド　Happy Freuds」	Emerson, Jackson	Top Gear 12/1/1968	3:26
14.	「ブランデンブルガー　Brandenburger」	Emerson, Davison, Jackson	Top Gear 12/1/1968	1:43
15.	「間奏曲（「カレリア組曲」より）　Intermezzo From The Karelia Suite」	Sibelius	Top Gear 12/1/1968	7:37
16.	「ワン・オブ・ゾウズ・ピープル　I'm Not One Of Those People」	Emerson, Jackson	Top Gear 4/20/1969	3:16
17.	「アズラエル･リヴィジテッド　Azreal Revisited」	Emerson, Jackson	Top Gear 4/20/1969	5:08
18.	「ブルース・フォー・ザ・プレイリーズ　Blues For The Praries」	Oscar Peterson	Top Gear 4/20/1969	4:20
19.	「空虚な日々の想い出　Diary Of An Empty Day (& Top Gear Signature)」	Emerson, Jackson	Top Gear 4/20/1969	3:41
合計時間:				76:19

参加ミュージシャン

※番号はトラック・ナンバーを示す。

• キース・エマーソン　Keith Emerson – オルガン、ピアノ、ヴォーカル
• リー・ジャクソン　Lee Jackson – ベース・ギター、ヴォーカル
• ブライアン・デヴィソン　Brian Davison – ドラムス
• デヴィッド・オリスト　David O'List（1－12のみ）^{[注釈 5]} – ギター、ヴォーカル

『アメリカ – BBCセッションズ』

『アメリカ　BBCセッションズ』
ザ・ナイス の コンピレーション・アルバム
リリース	1996年 1996年
録音	1967年10月22日 – 1970年4月6日 (1967-10-22 – 1970-04-06)
ジャンル	サイケデリック・ロック プログレッシブ・ロック
時間	82分43秒
レーベル	レシーバー・レコード
専門評論家によるレビュー
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上記『BBCセッションズ』が発表される6年前の1996年、アルバム『アメリカ – BBCセッションズ』が発表された^{[3][4][5][注釈 6]}。音質の低さが指摘されている^[3]が、『BBCセッションズ』に収録されなかった音源も収録されているので以下に取り上げる。

解説

番組名と放送年月日及び『BBCセッションズ』との重複は以下の通り。

• 『トップ・ギア』
  • 1967年10月22日^{[注釈 3]}に放送された1曲^{[注釈 7]}
  • 1968年8月25日^{[注釈 3]}に放送された3曲で2曲は『BBCセッションズ』未収録^{[注釈 8]}
  • 1968年12月1日^{[注釈 4]}に放送された2曲^{[注釈 9]}
  • 1969年4月20日^{[注釈 4]}に放送された3曲^{[注釈 10]}
  • 1969年6月8日^{[注釈 4]}に放送された2曲でいずれも『BBCセッションズ』未収録
• 『ヘンリー』
  • 1968年8月4日^{[注釈 3]}に放送された1曲で『BBCセッションズ』未収録
• 『フェリス』
  • 1970年4月6日^{[注釈 4]}に放送された2曲でいずれも『BBCセッションズ』未収録

『BBCセッションズ』未収録曲のうちオリジナル・アルバム未収録曲は以下の通り。

• セイント・トーマス – 原曲はソニー・ロリンズ・カルテットのアルバム『サキソフォン・コロッサス』（1956年）収録

収録曲

#	タイトル	作詞・作曲	番組名・放送年月日	時間
1.	「アメリカ　America アメリカ　America 修正第2条　Second Amendment」	Leonard Bernstein, Stephen Sondheim Emerson/O'List/Davison/Jackson	Top Gear 8/25/1968	6:42
2.	「ワン・オブ・ゾウズ・ピープル　One Of These People」	Emerson/Jackson	Top Gear 4/20/1969	3:10
3.	「アズラエル･リヴィジテッド　Azrael Revisited」	Emerson/Jackson	Top Gear 4/20/1969	5:08
4.	「セイント・トーマス　St. Thomas」	Sony Rollins	Top Gear 6/8/1969	2:32
5.	「フォー･イグザンプル　For Example」	Emerson/Jackson	Top Gear 6/8/1969	9:14
6.	「ファイヴ・ブリッジズ　Five Bridges Suite セカンド・ブリッジ　2nd Bridge コーラル:サード・ブリッジ　Choral 3rd Bridge ハイ・レヴェル・フーガ:フォース・ブリッジ　High Level Fugue 4th Bridge」	Emerson/Jackson	Ferris 4/6/1970	7:53
7.	「パセティ－ク　Pathetique (Symphony No. 6 Third Movement)」	Tchaikovsky/arr. Emerson	Ferris 4/6/1970	7:02
8.	「リトル・アラベラ　Little Arabella」	Emerson/Jackson	Henry 8/4/1968	4:19
9.	「陽気なフロイド　Happy Friends」	Emerson/Jackson	Top Gear 12/1/1968	3:25
10.	「Better Than Better」	unknown	Top Gear 12/1/1968	8:01
11.	「Sombrero King」	unknown	Top Gear 10/22/1967	8:01
12.	「Aries」	unknown	Top Gear 8/25/1968	5:23
13.	「空虚な日々の想い出　Diary Of An Empty Day」	Emerson/Jackson	Top Gear 4/20/1969	3:35
14.	「少年易老学難成（第2楽章）　Ars Longa Vita Brevis (2nd Movement)」	Emerson/O'List/Jackson	Top Gear 8/25/1968	8:09
合計時間:				82:34

参加ミュージシャン

※番号はトラック・ナンバーを示す。

• キース・エマーソン　Keith Emerson – オルガン、ピアノ、ヴォーカル
• リー・ジャクソン　Lee Jackson – ベース・ギター、ヴォーカル
• ブライアン・デヴィソン　Brian Davison – ドラムス
• デヴィッド・オリスト^{[注釈 5]}　David O'List（1、8、11、12、14のみ） – ギター、ヴォーカル

脚注

[脚注の使い方]

注釈

1. ^ Sanctuary Records Group Ltd. CMFCD 457。
2. ^ メンバーはキース・エマーソン、リー・ジャクソン、デヴィッド・オリスト、ブライアン・デヴィソン。本作のライナーノーツにはオリジナル・ドラマーのイアン・ヘイグがメンバーとされているが、ヘイグは既に解雇されており誤りである。
3. ^ ^{a b c d e f} エマーソン、ジャクソン、オリスト、デヴィソン。
4. ^ ^{a b c d e f} エマーソン、ジャクソン、デヴィソン。
5. ^ ^{a b} 1968年9月に解雇された。
6. ^ Receiver Records Ltd. RRCD 224。
7. ^ 作者不明の'Sombrero King'となっているが、『BBCセッションズ』に収録された「ソンブレロ・サム」である。
8. ^ 「アメリカ」は『BBCセッションズ』と重複。
9. ^ 作者不明の'Better Than Better'は、『BBCセッションズ』に収録された「ゲット・トゥー・ユー」である。
10. ^ 3曲全て『BBCセッションズ』と重複。

出典

1. ^ “Discogs”. 2025年3月16日閲覧。
2. ^ Hanson (2014), p. 55.
3. ^ ^{a b} Hanson (2014), pp. 221–222.
4. ^ “Discogs”. 2025年3月16日閲覧。
5. ^ “www.allmusic.com”. 2025年5月3日閲覧。

引用文献

• Hanson, Martyn (2014). Hang on to a Dream: The Story of the Nice. London: Foruli Classics. ISBN 978-1-905792-61-0