35mm判換算焦点距離とは? わかりやすく解説

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35mm判換算焦点距離

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/27 04:57 UTC 版)

35mm判換算焦点距離は、写真用語の1つである。「35mm」とは、36x24mm判、俗に言う「ライカ判」のことを指しており、その数字自体には実の所、とくに意味は無い[1]。ライカ判以外のサイズ用の写真レンズについて、画角がその画角と同じライカ判用の場合の焦点距離で表現したものである。「35mm判換算で○○mm相当」などと広告やカメラ雑誌などに書かれるものであり、ライカ判を基準とするのは、かつての銀塩フィルム写真時代のデファクトスタンダードだったために、それに慣れている者にとってはそれが直感的だからである。なお、この語が表現しているものは、画角についてであって、焦点距離ではないため、それを正確に表現しようとするならば「35mm判焦点距離換算」という感じになる。


  1. ^ 135フィルムの、パーフォレーションを避けた実用的な撮影可能範囲に、3:2の比でフィルムの長さ方向に横長に撮影したサイズであって、135フィルムのパーフォレーション等を含めた全幅が35mmだからなのであるが……
  2. ^ あだ花とも言える
  3. ^ SLR…Single-Lens Reflexの略
  4. ^ DSLR…Digital Single-Lens Reflexの略。
  5. ^ a b c d e f g h i 近似値…35mm判換算の焦点距離イメージは、同一メーカーであっても機種によってイメージセンサーのサイズが微妙に異なるため近似値である。
  6. ^ フォーサーズ、マイクロフォーサーズの撮影素子は画面比率が4:3のものが多く、画面比率3:2の35mm判と比較した場合には若干異なることがある。
  7. ^ 約0.72倍…0.72倍した後に、小数点以下を四捨五入した数値が、「35mm判換算焦点距離」である。
  8. ^ ライカSシステムは、公式サイトで「従来のプロ仕様のデジタルカメラが主に採用していたミドルフォーマットや35mmフルサイズとは異なる」とし、中判DSLRと分類していない。アスペクト比は、35mmフルサイズDSLRと同じ2:3で、イメージセンサーサイズを1.25倍(面積で1.56倍)にしたフォーマットである。


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