03式 (航空機)とは? わかりやすく解説

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03式 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 13:17 UTC 版)

03式 コンドル1型(03しき コンドル1がた)は、日本軽飛行機が開発したモーターグライダー。名称は「03式 コンドル1型」の他に[1]、漢数字を用いて「零三式 コンドル一型」と表記されることもある[2]

概要

1953年昭和28年)[1]10月20日[2]、日本軽飛行機は津野藤吉郎の設計による03式を[1]機体検査に合格させ、同年10月27日[2]宇都宮飛行場で公式飛行試験を実施した[1][2]。この際の飛行は4回ほど繰り返され、滞空時間6分15秒を記録するなど[1]好成績を示した[1][2]。しかし、1955年(昭和30年)の時点で、03式に対して「失敗に終わった」旨の評価が下されている[3]

機体は単座の[1][2]ソアラーに出力8 hpのエンジンを搭載したもので[1]、「パワーグライダー」とも呼ばれる[2]1954年(昭和29年)の時点では、性能を向上させるべくエンジン出力の増強も検討されていた。なお、公式飛行試験時の発航は自動車引航によって行われている[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 朝日新聞社 1954, p. 61.
  2. ^ a b c d e f g 鳳文書林 1954, p. 41.
  3. ^ 「戦後のグライダーを見る」『航空情報』第50号、酣燈社、1955年、124頁、doi:10.11501/3290029ISSN 0450-6669 

参考文献

関連項目





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