鶴の草紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 06:45 UTC 版)
また室町時代ころに書かれた御伽草子『鶴の草紙』(つるのそうし、鶴草子)の一系統に、地頭の出す難題(こなせねば美しい女房(鶴)を渡せと迫る)のひとつとして「わざわい」という獣が登場している。牛のように大きく、ツノの生えた狼のような獣で、ツノを振れば空がくもり凄まじい風が巻き起こったという。山の中にある鶴の両親の家にこの獣の「わざわい」が居た為この難題は打ち破られ、「わざわい」を持ち込まれた地頭はその乱暴な生態に恐れおののく。
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