高等官の任用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:05 UTC 版)
文官は、勤務期間や成績により判任官から昇任する方法と、所定の学歴を終えて試験に合格して任用される方法があった。後者の例に高等文官試験(高文)がある。 武官は、陸軍士官学校・陸軍航空士官学校や海軍兵学校・海軍機関学校といった軍学校(補充学校)を卒業して任用されるのが一般的である。ただ、判任官に相当する准士官(准尉など。陸軍では将校待遇)や下士官(曹長など)や、国民の義務たる徴兵にて補充されるため官吏に当たらない兵から昇任する方法もある。 昇任により任用する場合の例としては次のようなものがある。陸軍では、少尉候補者や甲種幹部候補生などを経て、少尉(奏任官六等)に任用した。海軍では、勤務期間と成績により准士官・下士官を経て、特務少尉(奏任官六等)に任用した。
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