高井修とは? わかりやすく解説

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高井修

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 03:08 UTC 版)

高井 修(たかい おさむ、1963年[1] - )は、日本翻訳家[1]、コラムニスト[1]大阪府出身[1]。翻訳のほか、韓国のウェブマガジンでのコラムの連載や、韓国の映画雑誌『Cine21』にて通信員も行う[1]

来歴

1963年、大阪府で誕生[1]。高井は近畿地方を離れたことがない[2]。大学では宗教学を専攻[2]。本が好きな高井は、大学時代は週に4冊、年に200冊ほど読書をして過ごしていた[2]。韓国や韓国語とは関係のないところに就職するも、最初の職場、その次の職場では健康上の理由により続かなかった[2]。その後、アルバイトで生計を立てる[2]

2000年末、映画『シュリ』をレンタルショップで借りて観たことをきっかけに、韓国へ興味を持つ[2]。同作は10回以上視聴した[2]。ほかの韓国映画も観たいと考えた高井であったが、店には字幕入りの作品が3作しかなかった[2]。大阪の在日韓国人向けの書店にも足を運んだが、こちらも字幕がなかった[2]。それでも観たいと考えた高井は、本格的に韓国語の勉強を開始[2]。NHKのラジオ講座を聞き、単語帳やノートを自作して反芻した[2]。文法が日本語に似ていたため、困難ではなかったという[2]。字幕なしの韓国映画を10回以上観ているうちに、ハマっていった[2]。『シュリ』に関しては、高井は普通の感想を抱いたが、韓国映画に対するイメージを完全に破った作品であった[2]

2004年、「固定水」というペンネームで韓国の映画雑誌『Cine21』の運営するブログで韓国映画について、韓国語で文を掲載[2]。同誌の編集長も言及するほどであった[2]。オンラインマガジン『マガジンt』の記者に、日本のテレビ番組のコラムを依頼されたことをきっかけとして、本格的に活動を開始[2]。コラムの連載は、2006年5月から2年続いた[2]。その後、『Cine21』にて通信員を行う[2][1]。日本映画界についての寄稿をしていた[2]

2016年、韓国文学翻訳院主催による第15回韓国文学翻訳新人賞にて、最終審査20作の中から日本語部門を受賞[1][2]

作品リスト

翻訳

  • 曺泳日『世界文学の構造』 岩波書店、2016年[1]
  • 曺泳日『柄谷行人と韓国文学』 インスクリプト、2019年[1]

コラム

  • 『マガジンt』連載[1]
  • 『オンライン当代批評の考え』連載[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『柄谷行人と韓国文学』ジョ・ヨンイル 著、高井修 訳”. インスクリプト. 2023年12月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 제15회 한국문학번역신인상 수상자 다카이 오사무”. topclass (2017年). 2023年12月23日閲覧。



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