馬代通とは? わかりやすく解説

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馬代通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 04:52 UTC 版)

馬代通(ばだいどおり[注釈 1][出典無効])は京都市内の南北の通りの一つ。

概要

佐井西通の西に位置し、北は北区衣笠西馬場町で氷室通につながり、南は中京区太子道(新二条通)の南で天神川に突き当たる。全長約2.7km[2]。 木辻通との交差点(木辻馬代)から丸太町通との交差点(馬代通丸太町)までは2車線道路である。

一条通(一条大路)以南は平安京右京の馬代小路(ばだいこうじ)に該当する。平安京の南北の大路小路としては西の恵止利小路と東の宇多小路の間に位置する。 「馬対」とも書いたといわれ、「和名抄」に見える葛野郡綿代郷(めてのごう[注釈 2])にちなむとされる[3]

明治時代の地形図では、この小路が一条通の北側も含め里道として確認できる[3]上の下立売通との交点の西側には馬代町の町名(花園馬代町[注釈 3]、西ノ京馬代町[注釈 4])が残っている。

昭和3年(1928年)、旧制京都第三中学校(現在の府立山城高校)の東側を通っていたことにちなむ旧名称「三中東道」から、新路線名「馬代通」に改称された[4]

一条通から仁和寺街道までの区間は、一条通の馬代通と西大路通の間が西行一方通行であることからその区間を迂回する経路の一部として市バス(京都市営バス)が通行する区間となっており、2014年3月からは、木辻通との交差点(木辻馬代)から仁和寺街道との交差点まで、市バスの路線が設定されている。

沿道の主な施設

脚注

注釈

  1. ^ 京都市内の通りの名称は、道路標識では例外として「○○通り」と送り仮名をつける表記を採用するが、送り仮名「り」のつかない「○○通」が本来の表記である[1]。(→「京都市内の通り#表記の差異」参照)[]
  2. ^ 『京都市の地名』 (1979), p. 38, 「平安京」では、綿代郷は『山城名勝志』のいうように「馬代(めそしろ)」であると記している。
  3. ^ もとは花園村花園字馬代。『角川日本地名大辞典 26 京都府』上巻 (1982), p. 1160
  4. ^ もとは朱雀野村西ノ京字馬代。『角川日本地名大辞典 26 京都府』上巻 (1982), p. 1100

出典

  1. ^ らくたび 編『京都の道はややこしい』光文社、2015年、3頁。ISBN 978-4-334-78684-7 
  2. ^ 『続・京都の大路小路』 (1995), p. 236-237, 「馬代通」
  3. ^ a b 『角川日本地名大辞典 26 京都府』上巻 (1982), p. 1146, 「馬代小路」
  4. ^ 昭和3年5月24日京都市告示252号「道路路線名一覧表」(『京都市 都市計画街路・道路』 (2000), p. 190, 「第8節 道路路線名一覧」)

参考資料

関連項目

京都市内の南北の通り
西隣の通り
木辻通,西小路通
北は 氷室道 まで 東隣の通り
佐井西通,佐井(春日)通
馬代通
南は 太子道 まで



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