類似中線とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 類似中線の意味・解説 

類似中線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/30 16:38 UTC 版)

三角形の中線(青)、角の二等分線(緑)、類似中線(赤)。3本の類似中線は類似重心(ルモワーヌ点)で交わる。

類似中線(るいじちゅうせん、Symmedian)は任意の三角形に対して定義される3本の直線である。

類似中線は、三角形の角の二等分線を対称軸として、中線と対称の位置にある直線である(すなわち、中線と等角共役である)。三角形における3本の類似中線は1点で交わる。この点は重心の等角共役点であり、特に類似重心またはルモワーヌ点と呼ばれる。

歴史

フランスのエミール・ルモワーヌは、1873年に3本の類似中線が1点に交わることを証明した。それよりも前にエルンスト・ヴィルヘルム・グリーブドイツ語版1847年に論文を発表している。スイスのサイモン・アントワーヌ・ジャン・リュイリエ1809年にこの点について言及している。

性質

  • 円ABCの点B,Cにおける接線の交点をXとすると、AXは三角形ABCの角A内の類似中線である。Y,ZをB,Cに対してXと同様に定義する。△XYZは接線三角形で△ABCと△XYZは類似重心を中心に配景的である(AX,BY,CZは類似重心で交わる)。
  • 三角形ABCの角A内の類似中線と辺BCの交点をS(≠A)とすると



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「類似中線」の関連用語

類似中線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



類似中線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの類似中線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS