須藤玲子とは? わかりやすく解説

須藤玲子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 02:34 UTC 版)

須藤 玲子(すどう れいこ、1953年 - )は、日本テキスタイルデザイナー

経歴

茨城県立土浦第二高等学校卒業、武蔵野美術大学短期大学部専攻科修了[1]武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル研究室助手を経て、株式会社 布の設立に参加。現在は同社取締役デザインディレクター。英国UCA芸術大学より名誉修士号授与。2019年より東京造形大学造形学部デザイン学科テキスタイルデザイン専攻領域名誉教授。2008年より良品計画のファブリック企画開発、鶴岡織物工業協同組合、株式会社アズのデザインアドバイスを手がける。2016年無印良品アドバイザリーボードに就任。 日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術までを駆使し、新しいテキスタイルづくりをおこなう。

受賞

  • 1994年 - ロスコー賞
  • 1999年 - JID賞部門賞 日本インテリアデザイナー協会
  • 2007年 - 2006毎日デザイン賞
  • 2022年 - 第11回 円空大賞
  • 2024年 - 第74回 芸術選奨文部科学大臣賞 美術A部門

展覧会

  • 1990年 - 「Color, Light, Surface」展(クーパーヒューイット・スミソニアン・デザイン博物館, NY, USA)
  • 1994年 - 「2010-Textiles & New Technology」展(Craft Council, London, UK)
  • 1994年 - 「Japanese Design: A Survey Since 1950」展 (フィラデルフィア美術館 フィラデルフィア)
  • 1996年 - 「Textile Magician」展 (イスラエル博物館 エルサレム)
  • 1997年 - 「NUNO」展 (リヴィングストン・スタジオ ロンドン)
  • 1998年 - 「Structure and Surface: Contemporary Japanese Textiles」展 (ニューヨーク近代美術館 ニューヨーク)
  • 1999年 - 「Structure and Surface: Contemporary Japanese Textiles」展 (セントルイス美術館 セントルイス)
  • 2000年 - 「Structure and Surface: Contemporary Japanese Textiles」展 (サンフランシスコ近代美術館 サンフランシスコ)
  • 2000年 - 「Design World 2000」展 (アート&デザイン美術館 ヘルシンキ)
  • 2001年 - 「Structure and Surface: Contemporary Japanese Textiles」展 (フランクフルト工芸博物館 フランクフルト)
  • 2001年 - 「Tradition and Innovation: Contemporary Textiles by NUNO Studio, Tokyo」展 (カリフォルニア大学サンタバーバラ校美術館 サンタバーバラ)
  • 2001年 - 「布 技と術」展 (京都芸術センター 京都、新宿パークタワー 東京)
  • 2001年 - 「Structure and Surface: Contemporary Japanese Textiles」展 (南アルバータアートギャラリー レスブリッジ)
  • 2001年 -「現代の布・染と織の造形思想」展 (東京国立近代美術館 工芸館 東京)
  • 2002年 - 「布 技と術」展 (延岡総合文化センター 延岡)
  • 2002年 - 「Tradition and Innovation: Contemporary Textiles by NUNO Studio, Tokyo」展 (カリフォルニア大学ロサンゼルス校ファウラー博物館 ロザンゼルス)
  • 2002年 - 「Magic and Mastery: Contemporary Japanese Textiles from NUNO」展 (アトランタデザイン美術館 アトランタ)
  • 2002年 - 「Tradition and Innovation: Contemporary Textiles from NUNO」展 (ノースカロライナ大学グリーンズボロ校 ウェザースプーン美術館 グリーンズボロ)
  • 2003年 - 「Beyond the Surface: Japanese Style of Making Things」展 (シンガポール美術館 シンガポール、フィリピン文化センター マニラ)
  • 2004年 - 「Maku」展 (カーティン大学 パース、イスラエル博物館 エルサレム)
  • 2005年 - 「2121: The textile vision of Reiko Sudo and Nuno」展 (ジェイムス・ホキー・ギャラリー UCA芸術大学 サリー)
  • 2006年 - 「2121: The textile vision of Reiko Sudo and Nuno」展 (国立工芸デザインセンター スリーフォード、染織文化センター ハズラッハ)
  • 2007年 - 「2121: The textile vision of Reiko Sudo and Nuno」展 (美術工芸博物館 ハンブルグ)
  • 2007年 - 「素材×技術からフォルムへ・布と金属」展 (茨城県つくば美術館 つくば)
  • 2007年 - 「NUNOサークル・須藤玲子」展 (大阪成蹊大学芸術学部総合芸術センター 京都)
  • 2008年 - 「NUNO・kibiso 須藤玲子」展 (ギャラリーanima 大阪)
  • 2008年 - 「Japan! Culture + Hyperculture」展 'コイ・カレント・インスタレーション’ (ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター ワシントンD.C.)
  • 2009年 - 「Textile Spirit 'Archive & Design' 」展 (青山スパイラルホール 東京)
  • 2009年 - 「デトウア” モレスキン世界巡回」展 (MoMAデザインストア 東京)
  • 2009年 - 「ジャパンフェスティバル”Travel in Your Mind”」展 (ノルディック・ハウス レイキャヴィック)
  • 2009年 - 「Japanese Sashiko Textiles」展 (ヨーク・アート・ギャラリー ヨーク、コリンズ・ギャラリー グラズゴー)
  • 2009年 - 「Contemporary Japanese Fashion: The Mary Baskett Collection.」(染織美術館 ワシントンD.C.)
  • 2010年 - 「WHY DESIGN NOW?」展 (クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館 ニューヨーク)
  • 2010年 - 「Japanese Sashiko Textiles」展 (プリマス市立美術館 プリマス)
  • 2010年 - 「Fabrics of Feathers and Steel: The Innovation of Nuno」展 (テキスタイルミュージアム ワシントン D.C.)
  • 2010年 - 「Warp and Weft」展 (オリエル・ミュルディン・ギャラリー ウエールズ)
  • 2011年 - 「Warp and Weft」展 (英国立ウール博物館 ウエールズ)
  • 2011年 - 「NUNO Circle・須藤玲子」展 (パールスティーン・ギャラリー フィラデルフィア)
  • 2011年 - 「Japan: Tradition, Innovation」展 (カナダ歴史博物館 ガタノー ケベック)
  • 2011年 - 「Fiber Future: Japan’s Textile Pioneers」展 (ジャパン・ソサエティー ニューヨーク)
  • 2011年 - 「Kaunas Biennal: Textile 2011 “Playful Vision: Nuno’s Textile Imaginings」展 (M.K.チュルリオーニス国立美術館 カウナス)
  • 2011年 - 「Bite-Size: Miniature Textiles from Japan and the UK」展 (ジャパン・ハウス・ギャラリー ロンドン)
  • 2011年 - 「Lost in Lace: New Approaches by UK and International Artists」展 (バーミンガム美術館 バーミンガム)
  • 2012年 - 「伊藤若冲 感性インスパイア」展 (東京デザイナーズウィーク2012 東京)
  • 2013年 - 「Japanese Style: Sustaining Design “Nuno Japanese Textiles: ZOKU ZOKU”」展 (ルティン・クラフト・センター ウエールズ)
  • 2013年 - 「Nuno Japanese Textiles: ZOKU ZOKU」展 (ドヴコットスタジオ エディンバラ)
  • 2013年 - 「Do You NUNO? 須藤玲子とNUNOの世界」展 (松屋銀座デザインギャラリー1953 東京)
  • 2013年 - 「現代のプロダクトデザイン Made in Japanを生む」展 (東京国立近代美術館ギャラリー4 東京)
  • 2014年 - 「コイ・カレント」展 (フランス国立ギメ東洋美術館 パリ)
  • 2014年 - 「須藤玲子とNUNO」展 (ミシシッピ・ヴァレー・テキスタイルミュージアム オンタリオ)
  • 2014年 - 「なにNUNOね?」展 (ギャラリー ル•ベイン 東京)
  • 2015年 - 「Do You Nuno? to show in Sapporo 須藤玲子とNunoの世界」展 (グランビスタギャラリーサッポロ 札幌)
  • 2015年 - 「2015 HANCOCK FELLOW: REIKO SUDO」展 (オーストラリア タペストリー ワークショップ メルボルン)
  • 2015年 - 「ITCC 2015“プレイフル・ビジョン:NUNOの布づくり」展 (マルマラ大学 ジュホーリーイェット美術館 イスタンブール)
  • 2016年 - 「スクラップス」展 (クーパーヒューイット・スミソニアン・デザイン博物館 ニューヨーク)
  • 2016年 - 「伝統の未来」展 (松屋銀座8階イベントスクエア 東京)
  • 2017年 - 「Do You Nuno? to show in Stockholm 須藤玲子とNunoの世界」展 (ファイバースペースギャラリー ストックホルム)
  • 2017年 - 「Fantasy in Japan Blue」展 (ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター ワシントンD.C.)
  • 2017年 - 「スクラップス」展 (テキスタイル ミュージアム ワシントンD.C.)
  • 2017年 - 「NunoZokuScarves」展 (ルティン・クラフト・センター ウェールズ)
  • 2017年 - 「Coded Threads Textiles & Technology」展 (ウエスタンギャラリー ワシントン)
  • 2017年 - 「素材と対話するアートとデザイン」展 (富山県美術館 富山)
  • 2017年 - 「交わるいと 「あいだ」をひらく術として」展 (広島市現代美術館 広島)
  • 2017年 - 「いばらき工芸大全III 染織の巻」展 (茨城県陶芸美術館 茨城)
  • 2018年 - 「こいのぼりなう! 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション」展 国立新美術館 企画展示室2E 東京
  • 2018年 - 「アート&デザインの大茶会 マルセル・ワンダース、須藤玲子、ミヤケマイ:踊るこいのぼり 須藤玲子×アドリアン・ガルデールによるインスタレーション」展 (大分県立美術館 展示室A 大分)
  • 2018年 - 「织.路 丝路织物艺术(織り道シルクロード布地美術)」展 (敦煌研究院 敦煌)
  • 2018年 - 「スクラップス」展 (パーム スプリングス美術館 建築デザインセンター カリフォルニア)
  • 2019年 - 「NUNO – 現代を生きる布の詩(うた)」展 (ジャパンハウスサンパウロ サンパウロ)
  • 2019年 - 「㊙︎展 めったに見られないデザイナーたちの原画」 (21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2 東京)
  • 2019年 - 「須藤玲子の仕事ーNUNOのテキスタイルができるまで」展 (CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile) 香港)
  • 2020年 -「FABRIC:TOUCH&IDENTITY  Ogi no mai / Japanese Fanfare 2020」展 (コンプトンバーニー ギャラリーアンドパーク イギリス)
  • 永久保存:
  • メトロポリタン美術館
  • ニューヨーク近代美術館
  • ヴィクトリア&アルバート美術館
  • 東京国立近代美術館工芸館
  • クーパーヒューイット・スミソニアン・デザイン博物館
  • ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン・ミュージアム・オブ・アート
  • デザイン博物館ヘルシンキ
  • フィラデルフィア美術館
  • イスラエル美術館
  • ヒューストン美術館
  • モントリオール美術館
  • セントルイス美術館
  • ボルチモア美術館
  • ロイヤル・オンタリオ美術館
  • FIT美術館
  • パワーハウス美術館
  • ミネアポリス美術館
  • ロスアンゼルス州立美術館
  • 広島市立大学
  • ボストン美術館

マンダリン・オリエンタル東京、アメリカンクラブ、大分県立美術館アトリウム等のテキスタイルデザインを手がける。

その他

テレビ・ラジオ他

  • SWITCHインタビュー 達人達 「野口五郎×須藤玲子」  (2020年10月24日 NHK)
  • 琉球紀行(2020年11月7日 NHKワールド)
  • ミュージック・バード  小山ジャネット愛子Botanica、”Art de Vivre ~ライフ イズ アート~”(2021年5月 FM 東京FM 90局)
  • クリエイターとその愉快な仲間たち(2022年3月 CS放送 ディスカバリーチャンネル)
  • デザインミュージアムジャパン(2022年12月10日 NHK総合)
  • 日曜美術館「ポケモン工芸化 大作戦!」(2023年4月30日 NHK Eテレ[2][3]
  • 美の巨人たち「ポケモンvs日本の伝統美×本仮屋ユイカ」(2023年5月6日 テレビ東京[4]
  • いば6(2024年4月15日 NHK水戸)
  • GROWING REED(2024年4月21日 J-WAVE ナビゲーター:岡田准一)
  • いばっちゃお(2024年4月26日 NHK水戸)
  • ヴァンサンカン 25ans森星さんと須藤玲子の対談が掲載。(2024年7月 ハースト婦人画報社発行・講談社発売)
  • 大人になったら着たい服(2024年10月 主婦と生活社)
  • ひるおび(2024年11月26日 TBS)
  • 服を上手に手放すと、おしゃれはもっとラクになる(2025年1月 主婦と生活社)

脚注

出典

  1. ^ “選考委員-須藤 玲子”. 国際北陸工芸サミット. 2017年5月18日. 2017年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2017年9月11日閲覧.
  2. ^ “ポケモン工芸化 大作戦!”. NHK. 2023年4月30日. 2023年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2023年4月28日閲覧.
  3. ^ “【ポケモン×工芸展作品解説1】 須藤玲子〈ピカチュウの森〉/今井完眞 〈フシギバナ〉”. 読売新聞. 2023年4月7日. 2023年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2023年4月16日閲覧.
  4. ^ “バックナンバー ポケモンvs日本の伝統美×本仮屋ユイカ”. テレビ東京. 2023年5月13日閲覧.{{cite web2}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)

外部リンク


須藤玲子(すどう れいこ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/20 13:27 UTC 版)

鉄の警察」の記事における「須藤玲子(すどう れいこ)」の解説

島・淳と一緒に警乗」(列車内における警察活動)した鉄軌が、安西から聞いたとある沿線にある都市伝説「寸止紅子」の正体

※この「須藤玲子(すどう れいこ)」の解説は、「鉄の警察」の解説の一部です。
「須藤玲子(すどう れいこ)」を含む「鉄の警察」の記事については、「鉄の警察」の概要を参照ください。

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