青雲橋 (三好市)とは? わかりやすく解説

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青雲橋 (三好市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 13:56 UTC 版)

青雲橋
基本情報
日本
所在地 徳島県三好市山城町岩戸 - 大川持
交差物件 銅山川
用途 道路橋
路線名 川口中学校線[3][2]
設計者 山崎和彦[1]/エイトコンサルタント(現エイト日本技術開発[2]
施工者 三井住友建設
着工 2003年[2]
竣工 2004年12月[4]
座標 北緯33度57分34.5秒 東経133度44分42.2秒 / 北緯33.959583度 東経133.745056度 / 33.959583; 133.745056座標: 北緯33度57分34.5秒 東経133度44分42.2秒 / 北緯33.959583度 東経133.745056度 / 33.959583; 133.745056
構造諸元
形式 自碇式吊床版構造を利用したPC複合トラス橋[5]
全長 97m[3]
5m[6]
最大支間長 93.8m[6]
地図
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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青雲橋(せいうんばし)は、銅山川に架かる徳島県三好市の橋である。銅山川に沿う国道319号に接続している。

概要

2004年に旧山城町によって過疎対策町道整備事業として建設された[3][2]。自動車が通れるサイズでは、世界で初めての自碇式プレストレストコンクリート複合トラス橋である[4][5][6]。架橋地点は崩積土層(軟弱な地盤)を含む急峻な谷の斜面であり、橋脚の設置や大型重機の使用が困難なことから、前例のない特殊な構造となった[2][4][5][7]

2004年度の土木学会田中賞を、2006年に国際コンクリート連合英語版の"Awards for Outstanding Concrete Structures"を受賞した[8][1]。後者の授賞理由では、完成後のシンプルな姿もさることながら、工事が環境に与えた影響の少なさと、それを実現するための洗練された工法が挙げられている[1]

構造

脚注

出典

  1. ^ a b c 2006 fib Awards for Outstanding Concrete Structures. fib Bulletin. fib. (2006-5). doi:10.35789/fib.BULL.0036. ISBN 978-2-88394-076-5 
  2. ^ a b c d e PC設計NEWS No. 63”. 三井住友建設. 2025年2月2日閲覧。
  3. ^ a b c 青雲橋(せいうんばし)|橋の博物館とくしま”. 徳島県 (2015年2月10日). 2025年2月2日閲覧。
  4. ^ a b c 三好市役所総務部秘書広報課(編)「三好市探訪 青雲橋」(pdf)『市報みよし』第46号、三好市、2009年12月10日、32頁、2025年2月2日閲覧 
  5. ^ a b c NHK徳島放送局 (2024年1月24日). “国際的な賞で最優秀賞 徳島県三好市『青雲橋』とは 【とくしまの橋】”. NHK. 2025年2月2日閲覧。
  6. ^ a b c 日本のコンクリート100年デジタルアーカイブ土木 青雲橋”. 日本コンクリート工学会. 2025年2月2日閲覧。
  7. ^ 桑野昌晴「山城中学校進入路橋(青雲橋)の設計と施工」(pdf)『第13回シンポジウム論文集』、プレストレストコンクリート技術協会、2004年10月、2025年2月2日閲覧 
  8. ^ 公益社団法人 土木学会賞 田中賞受賞一覧”. 土木学会. 2025年2月2日閲覧。

関連項目




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