金原まさ子とは? わかりやすく解説

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金原まさ子

金原まさ子の俳句

ああみんなわかものなのだ天の川
ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ
かわたれや見るなの部屋の燕子花
どしゃ降りや身ぐるみ脱いで白百合は
にこごりは両性具有とよ他言すな
ひな寿司の具に初蝶がまぜてある
ぷいと来てバラを接木して去りぬ
やわらかな雪降っている魂揉みや
よもつひらさか花合歓は無口の木
わが足のああ堪えがたき美味われは蛸
エスカルゴ三匹食べて三匹嘔く
ハルポ可愛や生まれるときのウコン色
ヒトはケモノと菫は菫同士契れ
フライパン重なり鵙の贄増えた
世の終り田螺わらうときにっと
中位のたましいだから中の鰻重
冬バラ咥えホウキに乗って翔びまわれ
刑罰よからすうりの花月ざらし
別々の夢見て貝柱と貝は
十一月孔雀の首が日まみれよ
山羊の匂いの白い毛布のような性
時間切れです声を殺してとりかぶと
月光の茗荷の花となり騒ぐ
月光やおのれとあそび藤たちは
月夜茸へ体温の雨がどしゃぶり
水が上って白菜が浮く石棺ごと
流転注意そこは土筆のたまり場よ
深夜椿の声して二時間死に放題
炎昼のかちっと嵌り死と鍵と
父と流れて母と淀みて紅葉鮒
片腕の馭者をあらそい日と月よ
牡丹へふたりの神父近づき来
猿のように抱かれ干しいちじくを欲る
琴墜ちてくる秋天をくらりくらり
白磁に盛るひかりごけのサラダとさじ
百万回死にたし生きたし石榴食う
目かくしの土竜の指の花の香よ
筥いっぱいの櫛焼く父よ秋の昼
練羊羹まぶた重たく食べ了る
聞えない耳なら石榴ぶらさげよ
芹に気をつけよ幻聴がついてくる
虎に蹤きすっと曲れば神隠し
蟇またぐときごうごうと耳鳴りが
蠟燭の火が近づくよ秋のくれ
衆道や酢味の淡くて酢海鼠の
身めぐりを雪だか蝶だか日暮まで
雪が降る海鼠に靨ちらちらちら
雲の峯まっしろ食われセバスチャン
青大将箪笥の前で臈たけぬ
鬼百合は父かもしれぬ蕊を剪る
 


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