道因法師碑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 07:52 UTC 版)
建碑は、龍朔3年(663年)。碑の高さは、302cm、幅は、132cm。碑文は、34行で、各行73字あり、書体は楷書である。李儼(りげん)が撰文し、欧陽通が書した。西安碑林に現存する。書風は父の楷書を学び、隷法を交え、風骨があるが、父よりも起筆・収筆・転折を誇張しており、六朝楷書風の厳しさがある。 道因法師は、俗姓は侯氏で、濮州濮陽県の人。貞観19年(645年)に長安に出て、玄奘三蔵の訳経に協力し、顕慶3年(658年)71歳で長安の慧日寺(えにちじ)にて入寂した。それから5年後、慧日寺の徒衆門人らがこの碑を建てた。
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