道化者ピリッポスの誇り(道化)の吟味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:33 UTC 版)
「饗宴 (クセノポン)」の記事における「道化者ピリッポスの誇り(道化)の吟味」の解説
次に、道化者ピリッポスの番となる。 道化者ピリッポスは、「人々は皆、私が道化だと知っているので、彼らに善いことが起きた場合、(盛り上げ役として)熱心に招かれるが、何か禍を被った場合には、意に反して笑わされたくないので忌避される」と、うまくいっている者ばかりを寄せ付ける「道化」の効用を挙げる。 するとニケラトスが、それに誇りを持つことは正しいことであり、逆に自分の場合は、うまくいっている友人たちは遠くに去っていくし、禍を被った人々は裕福な自分の財産を頼りに寄ってくると、自嘲する。
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