転写調節領域とは? わかりやすく解説

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転写調節領域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/11 13:40 UTC 版)

転写調節領域てんしゃちょうせつりょういきまたは調節領域ちょうせつりょういきは、遺伝子の発現調節に関わる塩基配列を含むDNA領域のことである。

種類

転写調節領域にはいくつかの種類がある。

転写調節領域のうち、転写因子が結合するものを指す。エンハンサー、サイレンサー、オペレーターなどが当てはまる。

ある遺伝子に対して転写を促進させる働きをもつ転写調節領域。アクチベーターが結合する。

ある遺伝子に対して転写を抑制させる働きをもつ転写調節領域。リプレッサーが結合する。

オペロンの転写を制御する働きをもつ転写調節領域。主にリプレッサーが結合する。

遺伝子上流部の転写因子が結合する領域。オペレーターなどが当てはまる。

RNAポリメラーゼが結合する転写調節領域。TATAボックスなどが当てはまる。

調節遺伝子

転写因子(調節タンパク質)を発現する遺伝子を調節遺伝子(制御遺伝子)と呼ぶ。転写調節領域とは異なる概念だが、転写調節領域のことを指す場合もある。

参考文献

  • 吉里勝利ほか 『新課程版 スクエア 最新図説生物』 第一学習社 2022年 92~95頁

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