足達左京とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 足達左京の意味・解説 

足達左京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 02:28 UTC 版)

足達 左京(あだち さきょう、1905年 - 1988年1月30日)は、日本の気象技術者。海軍技術中佐

経歴

福岡県柳川市出身[1]。1923年福岡県立中学修猷館[2]、1927年第五高等学校理科甲類[3]を経て、1930年京都帝国大学理学部地球物理学科卒業[4][5]

1931年神戸高等商船学校教授に就任するが、1939年海軍水路部に転じ、気象予報を担当する。1943年海軍の要請により、海軍気象部において、特殊兵器「風船爆弾」の気球の開発に従事した[5]。最終階級は海軍技術中佐[1]

1954年日本電建に入社。1964年に退職し、戦史の研究に従事。1976年渡米し、アメリカ本土の風船爆弾の攻撃の跡を訪ねている[5]

著書

  • 『風船爆弾大作戦―アメリカを惑乱させた謎の紙気球』 ボア・ブックス 1975年

翻訳

  • 『東京初空襲:アメリカ特攻作戦の記録』 C・V・グラインズ著 彩流社 1982
  • 『クレムリンの客』 ロバート・G・エンメンス著 彩流社 1984

脚注

  1. ^ a b 『昭和人物事典 戦前期』(日外アソシエーツ、2017年)
  2. ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員17頁
  3. ^ 『第五高等学校一覧(自昭和11年至昭和12年)』(第五高等学校、1936年)330頁
  4. ^ 『京都帝国大学一覧(昭和5年度)』(京都帝国大学、1930年)卒業生姓名455頁
  5. ^ a b c 『クレムリンの客』(彩流社、1984年) 翻訳者プロフィール



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  足達左京のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「足達左京」の関連用語

足達左京のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



足達左京のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの足達左京 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS