藤原茜とは? わかりやすく解説

藤原茜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/01 03:48 UTC 版)

藤原 茜
基本情報
本名 藤原 茜
(ふじわら あかね)
階級 スーパーバンタム級
フェザー級
身長 165cm
国籍 日本
誕生日 (1987-07-18) 1987年7月18日(37歳)
出身地  千葉県市川市
スタイル ボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 13
勝ち 7
KO勝ち 2
敗け 5
引き分け 1
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藤原 茜(ふじわら あかね、1987年7月18日 - )は、日本プロボクサー、フィットネスインストラクター、実業家である。ワタナベボクシングジム所属。Rubia代表。千葉県市川市出身。現WBOアジアパシフィックフェザー級王者。第6代女子日本フェザー級王者。

来歴

元々スポーツテストで学年1位を取るくらい運動が得意で、日体大進学後に教員免許を取得[1]。小学生時代は水泳陸上競技体操競技に取り組み、中学から大学まではバレーボールに打ち込んでいた[2]。卒業後はコンサルタント会社に就職も3ヶ月で退職し、スポーツトレーナーとして大手フィットネスクラブで数か所勤務した後にパーソナルトレーナーとして独立[1][3]。2012年10月にフィットネスファスティング協会の設立に参画[4]。ファスティングや栄養のセミナーを毎月200人以上の方に行い、ファスティングブームのきっかけを作り、2014年には著書も出版する[5]

プロボクサー

27歳の時に師匠がトレーニング指導する和氣慎吾の試合を観戦したのを機にボクシングを始める[6]。和氣からの紹介でワタナベジムに入門[1]。当初は2020年東京オリンピックを目指しアマチュアで活動していたが、「年齢を考えると、もし東京五輪に出られないからと辞めてしまったらもったいない」とプロ転向を決断[7]

2017年12月4日、後楽園ホールにて田中智沙戦でプロデビューするが、0-2判定負け。

2018年4月17日、阿比留通子戦でプロ初勝利。

2018年9月4日、関和由梨を4回KOで降しプロ初KO。

2018年11月20日、島野りーみんに2-0判定勝利で3連勝。

2019年8月27日、スパンサー・ポーオンに2回TKO勝利で4連勝。

2019年10月30日、デビュー戦で敗れた田中智沙に3-0判定で勝利しリベンジ成功。

2022年6月16日、初のタイトル挑戦として三好喜美佳が持つ日本フェザー級王座に挑戦するが、 1-1(55-59、58-56、57-57)の判定で引き分けとなり初タイトルならず[8]

2022年12月1日、WBO女子アジア太平洋スーパーバンタム級王座決定戦としてイェスゲン・オユンツェツェグと対戦したが、0-2(76-76、73-79、72-80)の判定で敗れまたしてもタイトル獲得ならず[9]

2023年6月4日、アリーナ立川立飛にて東洋太平洋バンタム級王者菊池真琴との女子東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦に挑むが[10]、1-2判定で敗れ3戦連続でタイトルを逃す[11]

2024年4月1日、後楽園ホールにて日本女子フェザー級タイトルマッチとして三好喜美佳との再戦に臨み[INS 1]、2-0(58-56×2、57-57)で勝利し、4試合連続の挑戦で初タイトルを獲得した[12]

2024年7月31日、日本女子フェザー級王座初防衛戦として若狭与志枝を迎え撃つが、0-3(55-59×3)の判定で王座陥落[13]

2024年10月13日、横浜武道館にて行われた「TREASURE BOXING PROMOTION 7」にてタンチャノック・ファナンとのWBOアジアパシフィック女子フェザー級王座決定戦に臨み[INS 2]、3-0判定でアジアタイトル獲得[14]

2025年3月29日、ドイツフレンスブルクのデューッチェス・ハウス・フレンスブルクにてJBC非公認のWBF女子世界スーパーフェザー級タイトルマッチとして王者のララ・オッホマンに挑戦[INS 3]。しかし、0-3判定で敗れ王座獲得からず。

実業家として

ボクシングを始めるのと同時期に浦安市にてグルテンフリースイーツ専門店「RUBIA」を開店[5][15]

人物・エピソード

  • 大学の同期に同門の東洋太平洋女子フライ級王者であるチャオズ箕輪がいる。

戦績

  • プロ:13戦 7勝 2KO 5敗 1分


日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2017年12月4日 4R 判定0-2 田中智沙(勝又) 日本 プロデビュー戦
2 2018年4月17日 4R 判定2-0 阿比留通子(世田谷オークラ) 日本
3 2018年9月4日 4R 0:44 KO 関和由梨(エディタウンゼント) 日本
4 2018年11月20日 2R 判定2-0 島野りーみん(TEAM10COUNT) 日本
5 2019年8月27日 2R 0:16 TKO スパンサー・ポーオン タイ
6 2019年10月30日 4R 判定3-0 田中智沙(勝又) 日本
7 2022年6月16日 6R 判定1-1 三好喜美佳(川崎新田) 日本 日本女子フェザー級タイトルマッチ
8 2022年12月1日 8R 判定0-2 イェスゲン・オユンツェツェグ モンゴル WBO女子アジアパシフィックスーパーバンタム級王座決定戦
9 2023年6月4日 8R 判定1-2 菊池真琴(石川) 日本 OPBF女子東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦
10 2024年4月1日 6R 判定2-0 三好喜美佳(川崎新田) 日本 日本女子フェザー級王座獲得
11 2024年7月31日 6R 判定0-3 若狭与志枝(花形) 日本 日本女子フェザー級王座陥落
12 2024年10月13日 8R 判定3-0 タンチャノック・パナーン タイ WBO女子アジアパシフィックフェザー級王座決定戦
13 2025年3月29日 10R 判定0-3 ララ・オッホマン ドイツ WBF女子世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
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獲得タイトル

  • 第6代女子日本フェザー級王座(防衛0)
  • 第2代WBOアジアパシフィック女子フェザー級王座(防衛0)

著書

  • 究極のデトックス ファスティングダイエット(インプレス:2014年)

出演

Web映画

脚注

出典記事

  1. ^ a b c GLORY BEYOND DREAMS 藤原茜選手インタビュー_前編”. RDX SPORTS JAPAN (2023年10月6日). 2023年10月13日閲覧。
  2. ^ “「いつまで続けるの? 殴られる姿、もう見てられないよ」ボクシングも格闘技も好きじゃなかった27歳女子がリングに上がったワケ”. Sportiva. (2024年2月8日). https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/fight/2024/02/08/20/ 2024年4月23日閲覧。 
  3. ^ いつものスイーツをちょっとヘルシーに。創業7年、健康的で安心な豆腐ガトーショコラを全国に広めたい!”. ちばぎん商店株式会社. 2022年12月7日閲覧。
  4. ^ “ピリ辛アジアン料理を食べて減量しよう”. ボクシングモバイル. (2016年12月6日). https://boxmob.jp/sp/news/index.html?nid=17061&n=1 2023年1月16日閲覧。 
  5. ^ a b “【10/16(水)公開!】日本フェザー級最前線!プロボクサー藤原茜選手の経歴を紐解くインタビュー記事公開!”. NEWSCAST. (2023年10月26日). https://newscast.jp/news/9001429 2024年1月16日閲覧。 
  6. ^ “【ボクシング】美女ボクサーで注目の藤原茜、計量パスで美腹筋マッスル!本日タイトル戦に「あとはやるだけ」”. イーファイト. (2022年12月1日). https://efight.jp/news-20221201_1325158 2022年12月4日閲覧。 
  7. ^ “美人パフォーマンストレーナー藤原、極真空手出身鈴木がプロテスト受験”. スポニチアネックス. (2017年3月13日). https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2017/03/13/kiji/20170313s00021000323000c.html 2023年8月8日閲覧。 
  8. ^ “女子日本フェザー級王者の三好喜美佳がドロー防衛 初挑戦の藤原茜わずかに及ばず”. ボクシング・ニュース. (2022年6月16日). https://boxingnews.jp/news/91441/ 
  9. ^ “藤原茜はアマエリートのモンゴル人選手に完敗 WBOAP女子スーパーバンタム級王座決定戦”. スポニチアネックス. (2022年12月1日). https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2022/12/01/kiji/20221201s00021000613000c.html 2022年12月4日閲覧。 
  10. ^ 菊池真琴”. デイドリーム合同会社. 2023年4月7日閲覧。
  11. ^ “菊池真琴が移籍初戦でOPBF女子2階級級制覇 藤原茜は3度目の正直ならず”. BOXING NEWS. (2023年6月4日). https://boxingnews.jp/news/99818/ 
  12. ^ “藤原茜が女子日本フェザー級王者に 三好喜美佳との再戦制し、4度目の挑戦実らせる”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2024年4月1日). https://boxingnews.jp/news/107035/ 
  13. ^ “若狭与志枝が女子日本フェザー級王座返り咲き 藤原茜は初防衛失敗”. BOXING NEWS(ボクシング・ニュース). (2024年7月31日). https://boxingnews.jp/news/109358/ 2024年8月1日閲覧。 
  14. ^ “【ボクシング】藤原茜、8R手を出し続けユナニマス判定でWBO-AP女子フェザー級王座を獲得|TREASURE BOXING 7”. スポーツナビ. (2024年10月13日). https://sports.yahoo.co.jp/video/player/17015723 2024年10月15日閲覧。 
  15. ^ この町のわたしのスキなひと(浦安) RUBIA-sweet&sweets- 藤原 茜さん”. AELDE. 2024年1月16日閲覧。

インスタグラム

  1. ^ 藤原茜 [@akane.fjwr4465] (2024年2月5日). "《日本女子フェザー級王座決定戦のご案内》". Instagramより2024年2月5日閲覧
  2. ^ 藤原茜 [@akane.fjwr4465] (2024年8月28日). "【WBOアジアパシフィックタイトルマッチのご案内】次戦も、新たなタイトルに挑戦させていただくことになりました!". Instagramより2024年8月28日閲覧
  3. ^ 藤原茜 [@akane.fjwr4465] (2025年1月29日). "【世界挑戦が決定いたしました】". Instagramより2025年1月30日閲覧
  4. ^ 藤原茜 [@akane.fjwr4465] (2023年10月12日). "Amazon Original 映画『ナックルガール』に出演させていただきました🤛 11月2日より世界独占配信です🌏". Instagramより2023年10月13日閲覧

関連項目

外部リンク

前王者
三好喜美佳
第6代日本女子フェザー級王者

2024年4月1日 - 2024年7月31日

次王者
若狭与志枝
前王者
呉沛儀
第2代WBOアジアパシフィック女子フェザー級王者

2024年10月13日 - 現在

次王者
N/A

藤原 茜(ふじわらの あかね)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 08:26 UTC 版)

心に星の輝きを」の記事における「藤原 茜(ふじわらの あかね)」の解説

主人公権大納言忠家の娘。初登場時14歳

※この「藤原 茜(ふじわらの あかね)」の解説は、「心に星の輝きを」の解説の一部です。
「藤原 茜(ふじわらの あかね)」を含む「心に星の輝きを」の記事については、「心に星の輝きを」の概要を参照ください。

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