興禅寺 (犬山市)とは? わかりやすく解説

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興禅寺 (犬山市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/29 07:47 UTC 版)

興禅寺
所在地 愛知県犬山市羽黒字城屋敷16
位置 北緯35度21分11.2秒 東経136度56分56.7秒 / 北緯35.353111度 東経136.949083度 / 35.353111; 136.949083座標: 北緯35度21分11.2秒 東経136度56分56.7秒 / 北緯35.353111度 東経136.949083度 / 35.353111; 136.949083
山号 妙国山
宗旨 臨済宗
宗派 妙心寺派
本尊 釈迦如来
創建年 1174年
開基 梶原景時
中興年 1476年
中興 梶原景綱
法人番号 2180005009307
興禅寺
興禅寺 (愛知県)
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興禅寺(こうぜんじ)は、愛知県犬山市羽黒字城屋敷16にある臨済宗妙心寺派寺院。山号は妙国山。本尊は釈迦如来

由緒

承安4年(1174年)、梶原景時が羽黒村の下大日に真言宗の寺院として光善寺を創建したのが始まりとされる[1]。文明8年(1476年)、梶原景綱によって臨済宗妙心寺派の寺院となり、寺号も興禅寺に改めて再興された[1]。天正12年(1584年)、小牧・長久手の戦いの羽黒合戦で全山焼失するも、慶長7年(1602年)には犬山城主であった小笠原吉次によって羽黒城址に移転し再興された[1]

文化13年(1830年)には庫裏が建てられた。1893年(明治26年)には本堂が建てられた。1939年(昭和14年)には山門が建てられた。2006年(平成18年)8月3日には本堂、庫裏、山門が登録有形文化財に登録された。

境内

  • 本堂
  • 庫裡
  • 山門
  • 半蔵坊 - 元禄14年(1701年)造営。
  • 北向き地蔵尊
  • 石碑「開基梶原景時公」
  • 石碑「松浦浅吉先生之像」

文化財

登録有形文化財

  • 本堂 - 1893年(明治26年)造営[2]。木造平屋建、瓦葺[3]。左右に3室が縦に2列並ぶ六間取平面であり、南・東・西の3面に入側を有する[3]。方丈形式の本堂で二重屋根なのは珍しいとされる[3]
  • 庫裡 - 文化13年(1830年)造営[4]。木造平屋一部2階建、切妻造、瓦葺[5]。本堂の東側にあり、本堂に近い接客部と本堂から遠い居住部に二分される[5]
  • 山門 - 1939年(昭和14年)造営[6]。切妻造、本瓦葺[7]四脚門の山門である[7]。左右に築地塀が廻らされている[7]

ギャラリー

脚注

  1. ^ a b c 現地案内板より
  2. ^ 興禅寺本堂 登録有形文化財(建造物)”. 文化庁. 2020年4月22日閲覧。
  3. ^ a b c 興禅寺本堂”. 文化遺産オンライン. 2024年9月28日閲覧。
  4. ^ 興禅寺庫裏 登録有形文化財(建造物)”. 文化庁. 2020年4月22日閲覧。
  5. ^ a b 興禅寺庫裏”. 文化遺産オンライン. 2024年9月28日閲覧。
  6. ^ 興禅寺山門 登録有形文化財(建造物)”. 文化庁. 2020年4月22日閲覧。
  7. ^ a b c 興禅寺山門”. 文化遺産オンライン. 2024年9月28日閲覧。

外部リンク




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