自衛隊語訓とは? わかりやすく解説

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自衛隊語訓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 13:43 UTC 版)

自衛隊語訓(じえいたいごくん)とは、自衛隊内で隊員の士気やモチベーションを高めるために自衛隊が用いている言葉、格言ことわざ

当記事では自衛隊公式・非公式(公式には定められていないが自衛隊内で多く用いられている語訓)の両方において記述する。

概要

語訓一覧

語訓名 内容
五省(ごせい) 海自(幹部候補生学校) 昭和7年(1932年)に大日本帝国海軍兵学校長 松下元少将が創始し、将来海軍将校となるべき兵学校生徒の訓育に意を用い、日々の各自の行為を反省させて明日の修養に備えさせるため、五ヶ条の反省事項を考え出し、これを日々生徒に実施させた[1]
  1. 至誠に悖(もと)るなかりしか(誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか。)
  2. 言行に恥づるなかりしか(発言や行動に、過ちや反省するところはなかったか。)
  3. 気力に欠くるなかりしか(物事を成し遂げようとする精神力は、十分であったか。)
  4. 努力に憾(うら)みなかりしか(目的を達成するために、惜しみなく努力したか。)
  5. 不精に亘(わた)るなかりしか(怠けたり、面倒くさがったりしたことはなかったか。)
常在戦場(じょうざいせんじょう)
風雪磨人(ふうせつまじん) 空陸自
用意周到 動脈硬化(よういしゅうとう どうみゃくこうか) 陸自 移動速度を反映する言葉で、考え方も歩くスピードと同じで着実であるという意味[2]
レンジャー五訓 陸自 レンジャー部隊 宿舎にはモチベーションや原動力を生み出すために「愚痴と悲鳴を上げるな」「根性無き者は去れ」とスローガンが掲げられており[3]、更に「レンジャー五訓」と呼ばれる以下の訓語が公式に定められている[4][5]
  1. 飯は食う物と思うな。
  2. 道は歩く物と思うな。
  3. 夜は寝る物と思うな。
  4. 休みはある物と思うな。
  5. 教官・教授は神様と思え。

脚注




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