置屋詐欺
読み方:おきやさぎ
- 質屋詐欺の事にして(おきや参照)。古物商より殆ど無価値な品物を求めて、それに少し加工して「これは有名なる芸人の手にかかるものだが一時融通の為に入質するのだ」などと言葉巧に述べ経験の浅い質屋へ特に夜間持ちこみ原価の数倍、数十倍の金額を借り受ける事を云ふ。共犯者には「買出し」「振手」とある。買出しは古物商より掘出して来る役。振手は浅い経験の質屋をさがし入質する役。掘出物に加工する事で糊をつける事を「ベつたり」と云ひ繕ひをする事を「びり」と云ふ。
- 質屋詐欺のこと。その手口は、まず古物商より殆んど無価値な品物を求めて、それに少し加工して「これは有名なる芸人の手にかかるものだが一時融通のために入質するのだ」などと言葉巧に述べ経験の浅い質屋へ特に夜間持ちこみ原価の数倍、数十倍の金額を借り受けることをいう。その共犯者に「買出し」と「振手」とがある。「買出し」は古物商より掘り出して来る役、「振手」は浅い経験の質屋をさがし入質する役。掘り出し物に加工することで(糊をつける)ことを「べったり」といい、(繕い)をすることを「びり」という。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。
- 置屋詐欺のページへのリンク