米塚古墳群とは? わかりやすく解説

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米塚古墳群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 22:06 UTC 版)

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1号墳(米塚古墳) 墳丘
米塚古墳群
米塚古墳群の位置

米塚古墳群(よねづかこふんぐん)は、静岡県磐田市寺谷にある古墳群。9基が静岡県指定史跡に指定されている。

概要

静岡県西部、天竜川東岸の磐田原台地西縁に営造された古墳群である。円墳12基から構成され、そのうち9基が現存する。これまでに1969年昭和44年)に2号墳・3号墳(現在はいずれも消滅)の発掘調査が実施されている。

古墳群のうち最大規模の1号墳(米塚古墳)は、直径40メートル・高さ6メートルを測る大型円墳である[1]。墳丘は2段築成[1]。墳丘表面では葺石が葺かれた可能性があるが、埴輪は認められていない[1]。墳丘周囲には幅7メートルの周濠が巡らされる[1]。主体部の埋葬施設は未調査のため明らかでない。築造時期は古墳時代中期の5世紀後半頃と推定される[2]。また発掘調査が実施された2号墳・3号墳のうち、3号墳からは玉類・鉄鏃・馬具・須恵器土師器が検出されている[1]

9基の古墳域は1979年(昭和49年)に静岡県指定史跡に指定されている[1]

一覧

米塚古墳群の一覧[1][2]
古墳名 形状 規模 備考
1号墳
(米塚古墳)
円墳 直径40m
2号墳 円墳 直径16.5m 1969年発掘調査
墳丘は非現存
3号墳 円墳 直径20m 1969年発掘調査
墳丘は非現存
4号墳 円墳 直径12m
5号墳 円墳 直径10m
6号墳 円墳 直径15m
7号墳 円墳 直径15m
8号墳 円墳 直径12m
9号墳 円墳 直径8m
10号墳 円墳 直径6m
11号墳 墳丘は非現存
12号墳 円墳 直径10m

文化財

静岡県指定文化財

  • 史跡
    • 米塚古墳群 - 現存9基。1979年(昭和49年)4月18日指定[1]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h 磐田の文化財 2009.
  2. ^ a b 史跡説明板。

参考文献

  • 史跡説明板
  • 「磐田原台地西縁の遺跡」 (PDF) (磐田市教育委員会文化財課、2013年) - リンクは磐田市立図書館「いわたデジタルアーカイブ」。
  • 「米塚古墳群」『磐田の文化財』磐田市教育委員会、2009年。

関連項目

外部リンク




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