箱形グースリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/13 02:54 UTC 版)
17世紀初めに都市部で使用されたもので、鍵盤のないクラヴィコードと同等である。弦は55-66本。「撥弦(shchipkovye)グースリ」とも呼ばれ、皮を固めた義甲あるいは指先で演奏する。 1914年には、箱形グースリに1オクターヴの鍵盤を付けた「鍵盤(Klavishnye)グースリ」がN.P.フォミーンによって開発された。単音や和音を鍵盤で押し、該当するオクターヴ部分の弦を弾いて音を出す。アルペジオの演奏に効果的である。 撥弦グースリ及び鍵盤グースリはロシア民族楽器オーケストラで用いられる。
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