第35回アメリカスカップとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第35回アメリカスカップの意味・解説 

第35回アメリカスカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/08 17:54 UTC 版)

第35回アメリカスカップ(だい35かいアメリカスカップ英語: 35th America's Cup)は、2017年6月に英領バミューダ諸島にて行われたヨットレースのシリーズ。エミレーツ・チーム・ニュージーランドが7-1でオラクルを下した。

概要

前回大会(第34回アメリカスカップ)の勝者であるオラクル・チームUSAがホストを務める。開催地は前回のサンフランシスコが開催を辞退したため、複数の候補地の中から2014年12月にバミューダ諸島が選ばれた[1]

レギュレーション

ヨット

前回大会同様双胴船(カタマラン)が統一ヨット規格として採用されるが、ヨットの規格は以下の通り微妙に変更された[2]

AC45F
前哨戦シリーズで使用されるワンメイクヨット。前回大会のAC45に相当する。
AC45S(AC45T)
レースには使用できない実験用ヨット。船体のハルサイズがAC45Fと同一(45フィート)という制限を除けばデザインに制限はなく、様々なテストやクルーのトレーニング等に使用できる。
ACC(AC50)
ルイ・ヴィトンカップ及びアメリカスカップ本戦で使用されるヨット。ハルサイズは15m(50フィート弱)と、AC45F/AC45Sに比べ若干拡大されているが、前回大会のAC72に比べると小型化された。
2019年に発足したSailGPで使用される「F50」は、本ヨットの規格をベースとしている。

その他

挑戦艇決定シリーズであるルイ・ヴィトンカップに、防衛艇のオラクル・チームUSAが予選のみ参加することになった。

参加シンジケート

防衛艇

挑戦艇

アメリカスカップの基本規則を定めた贈与証書(Deed of Gift)上必要となる挑戦者代表(Challenger of Record)については、2013年10月にオーストラリアのハミルトン・アイランド・ヨットクラブが務めることに決定していたが[3]、2014年7月に同チームがエントリーを取り消し[4]、その代わりとなるチームも選ばれなかったため、アメリカスカップとしては異例の「挑戦者代表無し」での開催となる。

脚注

  1. ^ Bermuda is the home of the 2017 America's Cup - americascup.com 2014年12月2日
  2. ^ The Boats: AC45F to AC45S to ACC - americascup.com
  3. ^ AC35: This Challenger of Record better be real - Scuttlebutt Sailing News・2013年10月17日
  4. ^ Coutts 'disappointed' by Aussie withdrawal - tvnz・2014年7月19日

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第35回アメリカスカップ」の関連用語

第35回アメリカスカップのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第35回アメリカスカップのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第35回アメリカスカップ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS