種数面積関係とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 種数面積関係の意味・解説 

種数面積関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/27 16:43 UTC 版)

種数面積曲線
実測値による線は増加が緩やかになる曲線(上)となるが、両対数を取ると直線(下)になる。

種数面積関係(しゅすうめんせきかんけい)(species-area relation) とは、ある環境における面積と生息する生物種の数(種の豊富さ)の関係のことである。種-領域関係と訳されることもある。この関係はArrhenius(1921)[1].によって提唱された。種数面積関係の式をグラフ化したものは、種数面積曲線(SAC, species-area curve)と呼ばれる。生態学用語。

概論

一般的に、特定地域に生息する種数(種の豊富さ)は、低緯度地方ほど多く、高緯度地方ほど少なくなる傾向がある。しかしながら、気候区分などが類似した環境下でも、種数が異なる場合がある。例としては、同じ面積を比べると大陸よりも島の種数が少ない傾向があり、島どうしの比較では種数はその面積に依存する[2]ことが挙げられる。

この関係は、古くから知られており、ダーウィンは『種の起原』の中で、後述の「種分化速度モデル」に近い考え方を用いて、島の生物種が少ない理由を考察している[3]

類似環境下での種数と面積の関係について、数量モデルを提唱したのはArrhenius[1]である。前述の島・大陸の差異について、Prestonは「本土の種数面積関係(連続的で任意に区分設定できる地域)」および「島の種数面積関係(不連続な地域)」の2種類の種数面積関係に整理した[4]。 Rosenzweigもまた、いくつかのエコリージョン(生態域)や大陸を含んだ大きな領域の種数面積関係に触れ、それらは島や小面積の連続領域の種数面積関係と異なるとした[5]

しかしながら、島・大陸(本土)の違いや、後述のモデル化理論に違いはあるものの、種数面積関係は一般に この項目は、生物学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますプロジェクト:生命科学Portal:生物学)。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「種数面積関係」の関連用語

種数面積関係のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



種数面積関係のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの種数面積関係 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS