秋祭りの夜
作者坂木司
収載図書切れない糸
出版社東京創元社
刊行年月2005.5
シリーズ名創元クライム・クラブ
秋祭りの夜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 07:40 UTC 版)
9月。商店街で秋祭りが行われることになっていた中、新井は集配に訪れた渡辺(わたなべ)という男からワンピース5点、ジャケット1点、浴衣1点を受け取った。商店街の事情から、男は水商売の者かと怪しむ中、丁度スナックからの衣装を仕分けしていた新井は茂田に尋ねた。茂田は、バブル景気と合わせて化繊が水商売に使われる成り立ちを新井に聞かせた。 「喫茶ロッキー」で沢田に聞かせると、沢田は渡辺の仕事は確かに水商売関係で、無店舗営業の者である、例えば「デリヘル」ではないかと答えた。驚く新井に、まだ分からない中での推測であることを伝えた。酔いが回り、アライクリーニング閉店時間を過ぎた帰り道、新井は渡辺からウィスキーに濡れた1点限りのジャケットを手渡され、急ぎの仕上げを依頼される。新井は茂田宅を尋ね、茂田と共に依頼にとりかかった。
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