碗の判別に対して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 17:36 UTC 版)
各ガラス碗の音程を見極めるために、ベンジャミン・フランクリンが当時製作した37のガラス碗を用いたアルモニカにおいては、ガラス細工の絵付けのように、碗の縁に色づけされており、その色によってその音を識別できるようになっていた。ラ音は濃紺、シ音は紫、ド音は赤、レ音は橙、ミ音は黄、ファ音は緑、ソ音は青で、鍵盤楽器の黒鍵に該当する半音的に変化された幹音は白となっていた。彼の製作した楽器では、回転棒に、ガラス碗とコルクとを交互に刺して固定していた。 1984年から、現代にこの楽器を復活させたG.Finkenbeiner社の基本モデルにおいては、透明なガラス碗と、縁に金属製の帯をもったガラス碗とで作られており、金色に光る帯による目印は、鍵盤における黒鍵の音を示している。
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