真・聖刻とは? わかりやすく解説

真・聖刻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 20:10 UTC 版)

真・聖刻 ラ・ワース
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 スーパーファミコン
開発元 Jフォース
発売元 ユタカ
プロデューサー 秋篠雅弘
ディレクター 秋篠雅弘
美術 只野和子
やまだたかひろ(メカデザイン)
人数 1人
メディア 8Mbカセット
発売日 1995年4月21日
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真・聖刻』(ラ・ワース)は、1995年4月21日ユタカから発売されたスーパーファミコンRPG

概要

伸童舎のメディアミックス企画「ワースプロジェクト」の一つとしてゲーム化されたもの。テーブルトークRPGワースブレイド』や小説『聖刻1092』などと同じく世界(ア・ハーン大陸)を舞台にしている。特に『聖刻1092』の影響が強く、舞台となる地域や時代もほぼ同じで、共通する登場人物も出てくる。開発はJフォースが行い、キャラデザインやイラストレーターに只野和子を、メカデザインにやまだたかひろを起用。

ストーリー

練法師集団「聖輪八門」の野望を打ち砕くべく、シフォンが伝説の操兵「白き操兵」を捜し求める[1]

キャラクター

シフォン
主人公。盗賊団の少年。15歳。
ミシェルダ=カメル
ヒロイン。カルヴァレー国の王女。15歳。
ルシュナス=カーラング
17歳。ミシェルダの従兄弟にして自称婚約者。パーティに加わるのは一時期のみ。
アグーラ
もう一人のヒロイン。聖輪八門のメンバーの女。「水」の操兵を操る。スパイとしてパーティに潜入する。実はミシェルダの実姉(なおこれらの設定は、説明書の人物紹介でバラされている)。本名は「アルシェルダ=カメル」という。

システム

戦闘
パーティで行う戦闘と、サイブレムという操兵(巨大人型兵器)に乗り込んで行う操兵戦の二種類がある。
いずれも、敵キャラは同時に二体までしか出現しない。
パーティ戦は最高三人で戦うコマンド入力式バトルだが、アイテムを使う事はできない。装備品の分類は武器と鎧だけで、どのキャラも全種類を装備できる。
フィールドでの戦闘と殆どのボス戦は、操兵戦となっている。操兵の攻撃力と防御力はシフォンの「器用度」というパラメーターに直結しており、操兵用の装備品や強化パーツなどは一切無い。
操兵を強くする為にはシフォンのレベルを上げ、人間用の装備を買うしかない(シフォン以外の仲間にも「器用度」は設定されているが、意味は無い)。
操兵戦のコマンドは命中率の高い「殴る」、威力で勝るが命中率で劣る「蹴る」の他、「逃げる」「防御」があるが、
操兵戦は搭乗者一人で戦うので「防御」の使い道は無い。また、防御を選択しても受けるダメージは減らない。
オートナビゲーションシステム
本作におけるフィールド移動システムの名称。
他の街やダンジョンに移動する際は移動先を選択する必要があり、指定すると強制的に目的地まで操兵に乗って歩いていく。
自由に歩くことや目的地に辿り着く前に戻る事はできない[1]
移動中にセーブすることは可能だが、到着直後に戦闘になることがあり、レベルと行き先によっては詰むのでしないほうがよい。
操兵の燃料は水であり、移動すると減っていく。酒場で買う事で満タンにできる。
説明書では「燃料が切れると移動できなくなる」とあるが、実際には敵に出会うと強制的に逃げ出すようになり、移動自体は出来る。

バグなど

戦闘で全滅するとゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻されるが、ここで「はじめから」を選ぶとバグ画面に飛ばされる[1]

また「ヤルマ砦」というマップの右下から、上記とは別のバグ画面へと行く事ができる。

バグではないが誤字も多く、「ミシェルダ」が「ミシュルダ」と何度も誤表記されたり、「教」が「救」になっていたりする[1]

出典

関連項目





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ハイダル・アナンガハイダル・アナンガ黒き操兵聖刻番号不明類別秘操兵所属《八の聖刻》生産機体は不明、仮面は不明面齢4000歳以上→10000歳以上機齢3000歳以上全高2.0リート全備重量不明搭乗者ダム・ダーラ / ゾマ武装聖剣エル・ミュートに対極する黒き剣 黒い鉈≪八の聖刻≫ の一つにして ≪白き操兵≫ ヴァシュマールの対極にあたる ≪黒き操兵≫ の一体、「黒き王」。全身漆黒の機体で、丸みを帯びた独特の装甲をしている。左腕に大盾、背中には翼のような機構と、自在に動いて敵を攻撃する蛇状の管を二本持っている。≪真・聖刻≫は仮面の65個目の聖刻石であり、太古の龍族の<狂王>ハイダルが勇者フェンと相討ちになった後に聖刻化された存在。属性は土門。聖刻教会の創始者である 『八聖者』 がおよそ2千5百年前、死闘の末に北方の聖なるホーマ樹の下に封印した。≪真・聖刻≫はまだ樹の下にあり、中原に出現したハイダルは獣機をもとに数十年かけて制作されたレプリカの機体に本来の仮面を据え付けたもので≪真・聖刻≫もつけられておらず「選ばれし者」であるダム・ダーラも搭乗していない極めて不完全な存在であるが、仮面に備わる強力な意思がために全く問題なく動作する。事実、操手抜きの状態でありながら、バラーハの首を一刀の元に討ち取っている。本来の武器はエル・ミュートと対になる邪剣《黒き剣》だが、手元から失われている現在では闇より生み出した漆黒の鉈を操る。生前は<狂王>・<黒竜王>の二つ名を持って畏れられた黒龍族の長であり、巨神族と互いの存亡をかけた「聖龍大戦」を勃発させている。兵卒や操兵のみならずハイダル自らが生み出した亜龍や操兵獣機化技術までをも投入したこの戦いは、すでに種族として行き詰まりにあった巨神族・黒龍族の双方を最終的に絶滅に至らしめた。力のみならず性格的にもまさに真龍たる矜持を持っていた様子で、<黒の陣営>による搦手については宿敵であるフェンをして「ハイダルが主導しているなら堂々と正面から襲ってくる」とまで言わしめ、また生前においては「ネズミ」として見下していた現生人類の先行きについてもジュレミィと念話で会談を行うなど王者の風格を示していた。ヴァルダ・カーン
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