百萬にまつわる伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 13:03 UTC 版)
百萬は春日大社の巫女で、子に十萬と呼ばれる男児があった。ある時西大寺の念仏会に家族で詣でたが、混雑の中で十萬とはぐれたという。あまりの事に狂女となった百萬は十萬を探してさまよい歩き、ついに京都嵯峨清凉寺の念仏会で再開することができた。2人は奈良に戻り睦まじく暮らしたが、後に十萬は唐招提寺の道浄上人になったとも、あるいは清凉寺の十遍上人になったとも伝わる。この伝説は後に観阿弥により謡曲・百万に仕立てられた。
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