理想L9とは? わかりやすく解説

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理想L9

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/27 14:26 UTC 版)

理想L9
ボディ
乗車定員 6人
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式 四輪駆動
パワートレイン
エンジン 1.5 L L2E15M 4気筒ターボ
モーター 永久磁石同期電動機2個
最高出力 330 kW (440 hp)
最大トルク 620 Nm
サスペンション
前:ダブルウィッシュボーン式
後:マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 3,105mm
全長 5,218mm
全幅 1,998mm
全高 1,800mm
車両重量 2,520kg
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理想L9中:理想L9英:Li auto L9)は、理想汽車が製造・販売するPHEVのフルサイズSUVである。

全電気航続距離は190 km(WLTCモード)で、PHEVにおいてトップクラスの距離である。レンジエクステンダーとして発電機用のエンジンも付いており、合わせた航続距離は1,100 kmになる。

歴史

2022年3月にオンラインで存在が明らかにされ、同6月に公式発表[1]。8月から納車を始めるとした。

予約開始から3日間で3万台を超えたことがアナウンスされた[2]

仕様

この車種は、レンジエクステンダーPHEVに分類される。ボディサイズは、メルセデス・ベンツ『GLS』やBMWX7』などと同クラスである。

動力

フロントに130kW(170ps)のモーター、リアに200kW(270ps)のモーターの2つの電気モーターを搭載している。総出力は440kW(440 hp)、620 N・m。最高速度180 km/h、0-100 km/h加速は5.3秒。

バッテリーは44.5 kWの三元系リチウム電池を積んでおり、全電気航続距離は190 km(WLTCモード)。急速充電では、20%から80%まで30分で充電する。

1.5リッター4気筒ターボガソリンエンジンをフロントに搭載し、ガソリンタンク容量は65 L。ガソリンエンジンは電気モーターのレンジエクステンダーであり、車輪を直接駆動するものではない。

装備

充電中の理想L9

ヘッドアップディスプレー(HUD)、ステアリングホイールおよびセンターコンソール上のディスプレーに加え、助手席と後部座席にもエンターテインメント用のディスプレーが備えられている[1]。また、全席に温熱マッサージシートと電動プリテンショナーシートベルトが、後部座席には冷温庫や小型テーブルなどが装備されている。

ADASについては、自社開発ADASとなるLi AD Maxを標準装備。フロントには走査線128ラインのLiDAR 1台、8メガピクセルカメラ6台、2メガピクセルカメラ5台、前方ミリ波レーダー1台、超音波センサー12台を搭載し、車両の周囲と遠くの物体の両方を360度検出する[3]。さらに、NVIDIA製の自動運転チップ「Orin-X」2個を採用し、総演算能力508TOPSと冗長構成を実現している[1]。これにより、自動駐車、都市内のスマート走行、オートパイロットなどの機能を提供する[1]

脚注

  1. ^ a b c d 中国EVの理想汽車、2車種目となるSUVを発売 価格は約920万円”. 日本経済新聞. 2022年8月7日閲覧。
  2. ^ 中国・理想汽車のフラッグシップSUV『L9』発売、予約が3万台超”. レスポンス. 2022年8月7日閲覧。
  3. ^ 予約はすでに3万台超! 中国「理想汽車」のフラッグシップSUV「L9」とは何か”. Merkmal. 2022年8月7日閲覧。

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