牛が描かれる理由と本質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 06:30 UTC 版)
上田閑照は、「真の自己」が牛の姿で表されるのは、インド以来の聖牛という考え方と、農耕民族としての中国人には牛が実際生活の支えであったためであろうとしている。 上田によれば、十牛図において本質的なことは、牛が真の自己を象徴することよりも、野牛を捕まえて牧い馴らしてゆくという牧人と牛との動的な関わりが「自己の自己への関わり」のリアルな類比になっている点であるという。
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