温清飲との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 09:02 UTC 版)
参考までに、漢方方剤の温清飲は、四物湯と黄連解毒湯とを合わせた方剤である。そのまま「温」は身体を温めるという意味であり、四物湯の構成生薬は全て補血の作用を有しており、さらに当帰や川芎が配合される事から明らかなように、身体を温める作用が目立つとされる。一方で漢方において「清」は身体を冷やすという意味であり、まさに黄連解毒湯の作用とされる部分である。これでは効果が相殺されそうに思われるかもしれないが、温清飲は、四物湯の部分が血虚を改善し、黄連解毒湯の部分が血熱を除いて、結果として、のぼせを除き、止血作用も有するとされる。
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