浸潤性
浸潤性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 06:57 UTC 版)
浸潤性(しんじゅんせい)とは腫瘍の成長の仕方のひとつで、周囲の正常組織に分け入って、あたかも正常細胞を腫瘍細胞に置き換えていくように成長することをいう(対義語が「膨脹性」あるいは「圧排性」で、周りの組織を機械的に押しのけながら成長するのみであることをいう)。すなわち、腫瘍と非腫瘍の境界が不明瞭であるため、この特性を持った腫瘍を全摘出しようとすると、同時に腫瘍の周囲にある正常な細胞組織をも摘出しなければならないことになる。言い換えれば、腫瘍の全摘出が極めて困難であることを意味する。
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「浸潤性」の例文・使い方・用例・文例
- 浸潤性の癌細胞
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