沖縄銀行 (明治大正期)とは? わかりやすく解説

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沖縄銀行 (明治大正期)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/24 21:17 UTC 版)

明治大正期の沖縄銀行本店

沖縄銀行(おきなわぎんこう)は、明治32年(1899年)に開業した沖縄県初の私立銀行。旧琉球王家の尚家首里士族が中心となって設立し、沖縄県内では日本本土の華族界における十五銀行(別名、華族銀行)に相当する銀行であった。なお、現在の沖縄銀行とは無関係である。

明治32年(1899年)に資本金15万円で開業した[1]。一時「沖縄商業銀行」に改称するが、再度元の名に復した。

尚家の出資により成立した銀行のため、十五銀行同様に沖縄県内で高い信用度を有し、県内の他の私立銀行を圧倒したが、大正末期の不況のあおりを受けて経営破綻する。大正14年(1925年)に解散し、沖縄産業銀行、那覇商業銀行と合併、以後、戦前の沖縄県唯一の銀行となる「沖縄興業銀行」へ移行した[2][注釈 1]

脚注

注釈

  1. ^ 沖縄興業銀行は1945年(昭和20年)の沖縄戦により事業停止、消滅した。

出典

  1. ^ 『銀行総覧』大蔵省銀行局 14-31回
  2. ^ 『銀行総覧』大蔵省銀行局 32-49回

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