永松古墳
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永松古墳 | |
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![]() 墳丘・石室開口部 |
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所在地 | 広島県福山市東村町(字永松) |
位置 | 北緯34度27分21.05秒 東経133度14分18.27秒 / 北緯34.4558472度 東経133.2384083度座標: 北緯34度27分21.05秒 東経133度14分18.27秒 / 北緯34.4558472度 東経133.2384083度 |
形状 | 円墳 |
規模 | 直径10m |
埋葬施設 | 無袖式横穴式石室 |
築造時期 | 6世紀代 |
史跡 | 福山市指定史跡「永松古墳」 |
地図 |
永松古墳(ながまつこふん)は、広島県福山市東村町(ひがしむらちょう)にある古墳。形状は円墳。福山市指定史跡に指定されている。
概要
広島県東部、松永湾北岸の丘陵上に築造された古墳である。丘陵上では、鳥越古墳群・高岩古墳群や馬場向古墳群(尾道市)など多くの古墳の分布が知られる[1]。発掘調査は実施されていない。
墳形は円形で、直径約10メートルを測る[1]。埋葬施設は無袖式の横穴式石室で、北西方向に開口する。石室内の副葬品は詳らかでない。築造時期は古墳時代後期の6世紀代と推定される[1]。
古墳域は1974年(昭和49年)に福山市指定史跡に指定されている。
埋葬施設


埋葬施設としては無袖式横穴式石室が構築されており、北西方向に開口する。石室の規模は次の通り[1]。
- 玄室:長さ3.5メートル、幅約2メートル
- 羨道:長さ2.7メートル
玄室の平面形はやや胴張り形を呈する。羨道部の天井は、玄室に比べて一段低く形成する[1]。
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玄室(奥壁方向)
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玄室(開口部方向)
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羨道(開口部方向)
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羨道(玄室方向)
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開口部
文化財
福山市指定文化財
- 史跡
- 永松古墳 - 1974年(昭和49年)3月14日指定。
脚注
参考文献
- 史跡説明板(福山市教育委員会設置)
外部リンク
- 永松古墳 - 福山市ホームページ
- 永松古墳のページへのリンク