比丘尼山横穴墓群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/09 18:24 UTC 版)

比丘尼山横穴墓群(びくにやまおうけつぼぐん)は、埼玉県東松山市にある古墳時代の横穴墓群の遺跡。1957年、「比丘尼山と横穴墓群」の名称で市の史跡に指定された。
概要
三千塚古墳群の第8支群が分布する「比丘尼山」の南斜面に3、4段に配列して築造された。40〜50基余りの横穴墓が分布していると思われ、うち3基が開口している。吉見百穴と同様の7世紀頃に造られたものであると思われる[1]。1878年(明治11年)に山名貫義とオーストリアの考古学者ハインリヒ・フォン・シーボルトによって踏査が行われた[2]。
比丘尼山は比企丘陵の一端にある標高約70メートルの山で、現地はクヌギやコナラなどの落葉広葉樹林となっている[3]。
脚注
- ^ 現地案内板より(2013年11月29日確認)
- ^ 塩野博 『埼玉の古墳 比企・秩父』さきたま出版会、2004年、91-95頁
- ^ “東松山市の生き物 散歩道で出会える動植物”. 東松山市. p. 6. 2025年3月9日閲覧。
関連事項
外部リンク
- 文化財一覧 - 東松山市
- 比丘尼山横穴墓群のページへのリンク