構造特性係数とは? わかりやすく解説

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構造特性係数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/10 22:22 UTC 版)

構造特性係数(こうぞうとくせいけいすう)とは、構造関係技術基準により定められた必要保有水平耐力の値を算出するに使用する係数でDs値で表記される。

Ds及びFesの数値は昭55建告第1792号による。地震時の建築物の弾塑性挙動(減衰性、靭性等)に伴うエネルギー吸収能力を評価した係数である。

崩壊メカニズム

構造特性係数Dsを決定するための崩壊形の種類 塑性ヒンジの位置により3種にわかれる

  • 全体崩壊形
  • 部分崩壊形
  • 局部崩壊形

鉄骨造のDs値

ランク 剛節架構,筋違い種別BAとβu≦0.3 筋違い種別BBで0.3<βu かつβu≦0.7,筋違い種別BCで0.3<βu かつβu≦0.5 筋違い種別BBで0.7<βu ,筋違い種別BCでβu<0.5
0.25 0.3 0.35
0.3 0.35 0.4
0.35 0.4 0.45
0.40 0.45 0.5

鉄筋コンクリート造のDs値

ランク 剛節架構,βu≦0.3 0.3<βu かつβu≦0.7 0.7<βu
0.3 0.35 0.40
0.35 0.40 0.45
0.4 0.45 0.50
0.45 0.50 0.55

構造方法に応じた構造特性係数

鉄筋コンクリート造の構造特性係数Ds設定において 架構の靭性と破壊形式の塑性変形能力の設定が重要となる。

鉄筋コンクリート造架構の部材種別の判定

  • 柱は,せん断破壊,付着割裂破壊及び圧縮糸の脆性破壊
  • 梁は,せん断破壊,付着割裂破壊が代表的な脆性破壊

破壊を考慮した設計




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