楞伽師資記とは? わかりやすく解説

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楞伽師資記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/23 02:23 UTC 版)

楞伽師資記』(りょうがしじき)は、浄覚(玄賾の弟子)によって書かれた中国禅宗燈史。全1巻。

楞伽経』を主な経典とする楞伽宗(初期禅宗)の歴史が書かれており、楞伽経の翻訳者である求那跋陀羅から、普寂らに至るまでの禅宗北宗系の人物が書かれている。

成立年には景龍2年(708年)頃説と、開元4年(716年)頃説がある。

敦煌文献・チベット文献に、部分で存在する。

内容

  1. 求那跋陀羅 - 『楞伽経』翻訳者
  2. 菩提達磨 - 禅宗初祖
  3. 慧可 - 禅宗二祖
  4. 僧璨 - 禅宗三祖
  5. 道信 - 禅宗四祖
  6. 弘忍 - 禅宗五祖
  7. 神秀 - 禅宗北宗初祖・玄賾・慧安
  8. 普寂 - 禅宗北宗二祖・敬賢・義福・恵福

エディション

翻訳

  • 『禅の語録 2』(柳田聖山訳、筑摩書房、1969年)
  • 『禅の夜明け』(J.C.クリアリー英訳、柏木栄里子訳、ナチュラルスピリット、2019年)

参考文献

  • 『禅学大辞典』p1281

関連項目

  • 『楞伽人法志』 - 本書の元となった燈史

外部リンク




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