核原料物質からの核分裂性物質生成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/14 02:36 UTC 版)
「核原料」の記事における「核原料物質からの核分裂性物質生成」の解説
高速中性子炉では減速材がないか少ないため、高速中性子が利用できる。このため、核原料物質を炉心周囲のブランケットに用いたり、特別な燃料棒として利用することによって、増殖炉として構成することができる。プルトニウム238、 プルトニウム240およびプルトニウム242は熱中性子炉では燃えにくいため蓄積すると問題になるが、高速中性子炉では問題になりにくい。熱中性子を用いた増殖炉はトリウム燃料サイクルに限り実現可能である。これは、ウラン233の方がプルトニウム239よりも熱中性子による核分裂が確実に起きるためである。
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