枚田水石とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 枚田水石の意味・解説 

枚田水石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 02:36 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
李士達筆驟雨雨行客図模本 静嘉堂文庫美術館

枚田 水石(ひらた すいせき、寛政8年(1796年) - 文久3年8月14日1863年9月26日))は、江戸時代後期の南画家古河藩士

名は之盛、は保之、通称を源之丞のちに勘解由。は水石・文石・竹石など。下総古河の生まれ。

略歴

父は盛清、母は岡野氏。先祖の枚田氏は土井利重のときに召し出され、代々土井家に仕えた。水石は6代目にあたる。

藩主土井利位大坂城代のとき、水石は家老鷹見泉石とともに公用人兼御先手物役を務めた。このころ大塩平八郎の乱が起こり、泉石と共に鎮圧に功労があった。槍術剣術馬術大坪流)に優れ、学識が高く詩文を能くするなど文武に長けたがとりわけ画に才能を発揮した。

江戸谷文晁に入門し、師の一字をとった「文石」の号を贈られている。墨竹画を得意とした。明治の女流画家・奥原晴湖は父・池田政明の親戚筋にあたる水石に師事し、南北合派の画法を学んでいる。

68歳歿。大聖院(古河市本町2-4-18)に墓所[1]がある。

作品

脚註

  1. ^ 古河市指定文化財(史跡)『古河市の文化財』80頁

参考文献

  • 大内健二『茨城の画人 ふるさとの画家をたずねて』川又書店 昭和63年(1988年)



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「枚田水石」の関連用語

枚田水石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



枚田水石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの枚田水石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS